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小説を書く方法

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3.誰でも必ず小説が1冊書ける方法

健の日記は小説にできるとダナイは言った。

バスケットボールの地区大会予選リーグ。現在、秀人が所属しているバスケチームは、1勝1敗1分け。この試合で勝てば、決勝リーグに行けるかもしれない。そして、試合を決めたのは、秀人のスリーポイントシュート。チームメイトは、まぐれだと言う。でも、彼らは知らない。秀人が、みんなに隠れて、ひとりでスリーポイントシュートの練習をしていたことを____。

しかし健はつまらないと言った。
ダナイは健がそう言うことも想定済みだったらしく、健に向かってウインクした。
ダナイ曰く、気持ちがこもっていないと魅力的な小説にはならないらしい。心が震える体験がないと、読者の心を震わせることができない。感動のツボが分からないからだ。
人の気持ちが分からないと、人が喜ぶ行動もできないだろう。

  1. 人に興味を持つ

  2. たくさんの創作物に触れる

  3. 現実で世界で熱中するものを見つける

これらが読者のツボを押すための種になる。
好きな映画の感動した箇所を参考にしよう。

好きな作品の魅力を語れ!
それがその作品の本質であり、感動のツボだ。

登場人物

  • 主人公を自分にしてみる

  • サブキャラは少ないほど書きやすい

さらに奥行きを

キャラクターたちに「どうして?」と聞いていくと、芯の通った人物像になる。

そして違った意見を持った人を出すと面白くなる。同じ価値観を持っている人間だけだと、物語は生まれない。
現実世界の改革に似ている。異なる考えの人間が一定数いるから、稀に発明が生まれるし、価値観の変換や問題への解決法が生まれる。
自分の価値観を疑ってみることから始める。
新聞が分かりやすい。同じ出来事でも、新聞社によって取り上げられ方が違う。

題名は決めなくていい。だけど必ず完成させよう。途中で投げ出すと悪いクセになる。

そして書き終わったら誰かに読んでもらおう。
忖度するような人間には読ませない方がいい。コンクールなど、中立の目線で読む人間がよい。友達や家族に読ませると、身内バイアスがかかってしまう。


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