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損をする人の意義

最初に食べ物を食べた人は偉大だと思う。

よく分からない食べ物には毒があるかもしれない。

食べた本人は損だろうが、人類にとっては大きな財産になった。

個人的に、タコを最初食べた人間は凄いと思う。まあ飢餓からなんだろうが、それでもあんなエイリアンみたいな見た目のものをよく食べようと思ったな、と感心する。毒があってもおかしくない見た目だし。

そう考えると事故の被害者や、事件の被害者などもそう。
事件の被害者が生まれて初めて法改正されたり、防止システムが開発されたりする。

数多の戦死者がいるから、戦争抑止になっている側面もある。

放射線を浴びた人、難病患者や障害者、自殺者…不幸は挙げればきりがない。

先人たちの犠牲や苦労で今の社会システムがある。

そもそも人生に損をする保証も得をする保証も無い。
健康で若くても事故で死ぬ可能性などは常にある。
気付いていないだけで、生きるということは、綱渡りをしているようなものだ。今生きているのは幸運にも綱から落下していないだけだったりする。

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