特別な人間などいない
自分には才能があると思い込み、思考を特別だと信じ、他者とは違うことをしようとする。そして自分のやることに意味を見出そうとする。
少年革命家ゆたぼん君をご存知だろうか。
彼はまだ小学生だが、ひと足先に中二病を発症している。
たしかに親からそんな教育されたらそうなる。
彼は自分のことを特別だとおもっている。(パパに思わされている)
学校に行かないことは、確かに特別かもしれない。
しかし言い換えると少数派なだけであって、特別ではない。世の中を作っているのは、学校に行った人たちなのだから。働いている平凡な人々なのだから。
他者へのリスペクトがあれば、そんなことを思わないはずだ。
「こんな凄いことを考えているのは僕だけかもしれない・・・」
「斬新なアイディアを持っているぞ」
↑そういう奴に限って大体同じような内容を考えている。
「俺だけは本質を突きたい」
↑場を乱して空回りする
僕も少年革命家と同じ心理状態になっていた時期がある。
自分は特別な存在だ ・・・
生まれてきた意味がある・・・
僕は他人とは違う・・・
類まれなる才能があるはずだ・・・
発想は斬新で、必ず評価される・・・
そんな特別な俺は、皆が認めるハズだ・・・
こうなると人生を楽しめない。強い強迫観念に駆られ始める。焦燥感というか────
常に物足りない感じになるのだ。
自分の人生こんなはずじゃない・・・と
スピリチュアル思考に近い。
自分は凡人で、別に特別な存在ではないことを自覚できれば自分への期待値も下がり、肩の荷が降りる。
自意識過剰なのもこの思考が原因なのかもしれない。