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努力?

「甘えるな」という言葉には昔から違和感がある。というのも僕の場合、人から褒められることほど努力しておらず、逆に人から貶されることほど努力していたからだ。


この人は努力と成果が比例してこなかった人生らしい。

クラスの代表作品にたびたび選ばれ、地域のコンクール的なものにも何度か出展されたが、美術の時間以外で絵を描いたことはほぼなかった。

これに関しては自分と逆なんだけど…。
僕は練習しても絵が上手くならんかったタイプ。
単純に練習不足だったということが大きいとも思うけど。
上達しなかったのは確か。

中学生の頃にやっていた囲碁は人生で一番褒められたかもしれない。始めて半年ほどで日本棋院で三段の段位を取得し、プロの方からも異例の成長スピードだと驚かれた。

しかし努力したという感覚はまったくなく、ただ楽しんで打っているだけだった。

この話は他の記事で書いた気がする。

成果を出している人は、努力だと思ってやっていないらしい。

もちろん例外はあると思う。
仕事や勉強が楽しいと思う人は少数派。
だけど努力してるように見える他人も、本人は苦しいからやってるとは限らない。
シバショーさんは楽しいと思って囲碁をしてたらしいが、僕は囲碁を楽しいとは思えない。というかまずルール覚えられない。

だからはたから見ると努力してるように見える

ということは、怠惰に見えることもあるのでは?

ぼくは給食の9割を不味く感じる特殊な味覚を持っている。
偏食は甘えとよく言われるが、給食を喜んで食べる児童は我慢して美味しいフリをしているのだろうか?
もともと給食が嫌いだったのを努力によって克服したのだろうか?

カレーやラーメン、チャーハンを残している人間は奇妙に映る。
努力不足とは思わないけど、ひねくれてんの?とは思う。

ただ、皆接種できてるのに自分だけ受けつけないというものは僕にもある。

酒。

二十歳になってからの楽しみだったが、飲んでも美味しくない。
まあこれは酔いを楽しむものだと思い、アルコールが回るのを待った。

気持ち悪い…。

周りはアルコールが回ると気持ちよさそうにしている。

体験してる感覚違うなコレ、と思った。

親の遺伝がどーのこーの言われたが、知らん。
親が酒豪なら、子供も酒豪なのか?
とにかく酒が弱いということは分かった。
「慣れだ」と言われて克服しようとしたが、一向に気持ちよくならない。感覚的には聞く限りの二日酔いだろう。瞬間二日酔い。頭痛に目が回る。
酒が好きな人は、努力で好きになったのか?という疑問は今でも抱く。
テキーラでも飲んで死にかけたら強くなるのかな?
いやでも慣れってそういうことだよな。一応両親はお酒大丈夫な人だから、僕にも素質はあるのかもしれない。遺伝説が正しいならね。
この先飲める気は全然しないけど。

「あなたは努力して痩せたのですか?」

むしろ太りたい。
調べると、ハードゲイナーという体質らしい。
代謝が良いことが特徴。
そして手首の周りに人差し指と親指をかけた時、それぞれの先端同士がくっつくことも特徴。
あと胃腸が弱いらしい。

あてはまる。

一度体重を増やすため、食事量を増やした。努力!
しかし、腹を壊してしまった。胃腸が弱いから当然っちゃ当然。
結果だけ見ると努力というより、無茶。

これらを怠惰と言われても…まあしょうがないか。ハタから見たらそうだろうね。結果が全ての世の中だし。

だけど自分でも原因はよく分からないのに、なんで他人に甘えとか言われなきゃいけないんだろうね。ガリに関しては胃腸が弱いとか、代謝が良いからなんだろうけど、酒が弱いことに関しては原因不明だし。
仮に死ぬほど頑張っていたとしても、その証拠は出せないし。悪魔の証明。

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