世の中は不平等がデフォルト

収入、能力、家柄、人脈…。

「格差があるのは権力者の力が働いているからだ!」

こういうような風潮、思想が主にネットで見受けられる。

僕も漠然とそう思っていた。

しかし格差があるのはむしろ自然な状態なのだ。平等こそ不自然な状態なのだ。

《Aさんは国語が5できるけど数学が2できる。
その分Bさんは国語が2だから、その分数学が5できる》

僕含め、大抵の人は世の中こんなもんだと思っていた。
…しかしこれはある意味平等なのだ。総合的に見て全体の能力値は7という平等さになっているから。

世の中はこういう風にには出来ていない。

現実は、《Cさんは国語が7できて数学も7できる。理科においては14で、社会も8できる。ついでに運動能力も抜群で、趣味でもプロレベル。SNSでの投稿も大人気で、絵も歌も上手かったりする》
なんてことがザラなのである。
これらは相対的なものだが、不平等とはこういうことだ。

能力にデフォルトで格差があるんだから、ありのままの世界は不平等なのだ。能力に自然な格差があるから、収入にだって格差があるのは当たり前だ。

僕はもう諦めた。
しかし肩の荷は下りた気がする。負ける事が当たり前という考え方を享受できたのだから。

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