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ゲイの男性を見て⋯

こんな記事を見た。


このnoterさんはゲイらしい。

僕はストレートの性趣向なので、ゲイの気持ちは分からない。
小さい頃、オネエ芸能人を見た際は「わざとやっているんだろう」と思っていた。

自分にとっての《当たり前》じゃないことをしている人がいると「いやそんな訳ないじゃん」と思ってしまうのが人間のサガのようだ。

ゲイだけではなく、運動音痴も僕にとってはそうだ。

テレビでスキップが出来ない人を見たことがある。
その時も「ヤラセだろ」と思っていた。しかし本当に出来ない人はいる⋯らしい。

言いきれないのは未だにワザとなんじゃないか?という疑念があるからだ。

でもそれは軽度知的障害や発達障害も同じだろう。
甘えと言われる事が多い。
よく
「なんでできないの?」
と言われることが多かった。

周りの人間は出来ないことを不思議がっている⋯。
そして《甘え》つまり「ワザとサボっているのだろう」
と思っている。

都市伝説に触れる感覚なのかもしれない。

見た事が無い、体験したことが無いものを人は100%信じる事ができない。
 
良くて半信半疑だろう。

現に今僕がゲイや運動音痴の人に対して「ホントに?」と思っているから。
それでも信じる理由は、僕も周囲の無理解を味わってきたから。ジャンルが違うだけで同じ孤独を味わっている。

しかしそんな僕ですら「ホント?」とチラチラ思うので、全く悩んだことの無い健常者からすると、全部フィクションなのだろう。

《同性愛者は政治的な道具であり、知能障害は甘えであり、運動音痴はキャラである》と。

想像は出来るが、理解は出来ない。
いざ目の前にいても、自分にとってはよく分からない感覚なので受け入れられない。

でもそれは皆するし、されるのかもしれない。

男女ですら分かり合えない。生理の辛さも、妊娠の痛みも経験できないから。同じ女性でも生理の重さは違うらしいし。なので同性同士でも無理解に悩まされることがあるらしい。

男の人を好きになる感覚って、どういうものなんだろう。

生理の辛さってどんなものだろう。


世の中に《甘え》なんて無いのかもしれない。

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