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「宗教」が生まれた理由

 もし突然自分が死んだらと考えると、どうしようもなく怖くなる。喋ることも動くこともできなくなり、周りは自分が死んだことに対して動揺していて、でも自分はそれに対して何か言ったりすることはできず、いや、そもそも死んでるのだから自分が死んだ後のことを見ることはできないはずで······。
 死に対する不安とかは、どうしようもない。人はいつか死ぬのだから。でも無になってしまうというのは余りにも恐ろしいので、「天国」とかいうものがあるのではないかと想像する。多分、こうやって宗教というのは生まれたのだろう。
 宗教というのは本来、人々の心を和らげるためにある。心を楽にするためのものなら、太古の昔からある宗教でも新興宗教でも良いと個人的に思う。ただ、宗教の力を使って人々の不安を煽り、支配するなどということはあってはならない。これは新興宗教に限らず、仏教やキリスト教といった歴史のある宗教に対しても言える。


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