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「生きて、進んで。」(詩)

新たなステージへと進む。


秒針にかすった機械音。

小さく、絶えず鳴り響いて。


ワープホールを抜けて。


未来にだけは確かに期待してる。


既プレイのコース思い返して。


似た道だなと、懐かしんでいる。


修羅を越えたら、そこは青空。


なんにも無くなっても、

確かに残るものがある。


信じてるから足は止めない。


弱さを知ったら首輪がチャラリ。


恐怖の支配で進めない。


怖いのは怖いけど。


多分、思ったよりは怖くない。


分かっていても、怖いのは怖い……


この世は物理で殺せないものばかりで。


パワーでは解決しないので。


頭使って。

迷うだけ迷って、結論へ。


新たなステージへと進む。


秒針の音だけが心の中

小さく、絶えず鳴り響いて。


ワープホールを抜けて。


人は絶えず生まれ変わる。


良い方にでも、悪い方にでも。


どれだけ不平等でも。


悩みのない人なんてないし。


気づいたら、また走っている。


(……小さな頃は出来なかったな。)


夢の中で校舎を走る。


封鎖された屋上を目指して走る。

 

「思うがままに、進めばいい。」


聞こえる誰かの正直な心。


(……本当の自分を縛るものなんて、きっとないんだ。)


呼吸が少し楽になる。


辿り着いた果ての大空。


小さな世界の中心で。


夢の最後には精一杯ほたえるんだ。


この先も、終わりも。


まだ、はっきりと分からないけど……

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