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「今は遠き、青い春へ。」(詩)

青い空を見つめて。


降り立った電車から見た景色。


昔も通った道を通って。


あの青い春を思い返す。


笑いあった日々。


未熟ながらに進んでいって。


走り去った。


今は遠き、青い春。


公園、商店街、通学路。


全てに青春が宿っている。


恋をしたみたいに、熱を持っていて。


懐かしい空気の香りを思い出した。


何処かで聞いた、電子音が。


何故だか懐かしくて。


何度も泣いた。


傷ついた分。


苦しんだ分。


失った分。


今を生きる、自分がいる。


笑った分。


喜んだ分。


愛を知った分。


幸福を、知っていたから。


どんな世界でも、生きていたいと思えた。


今は遠き、青い春へ。


僕は。


今まで生きてきた日々を信じていたい。


例え、

どれだけの間違いを犯していても。


進んできた日々を。


過去に託された命を。


無駄には、しないために。


飢えに渇いた夢を。


過去に泣いて。


いつか朽ち果てる、未来のために。


きっと、叶えてみせる。


今は遠き、青い春へ。


そう誓った。

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