「立ち去るもの。」(詩)
立ち去るもの。
目の前から消えるもの。
運命、結論、さようなら。
いつかは終点へ。
立ち去るもの。
「愛」とは何だ?
恋から這い出した青空と。
シアワセの裏側。
美しくも、儚いもの。
片想い、両思い、関係ない。
生まれ変わってもわずかな確率。
もう一度逢えるかは分からない。
記憶真白に、新たな人生。
心のうちに、少し残っているけど。
立ち去るもの。
「そうするしかない」という決意表明。
進んでいく人生の中で、
少しずつ心から離れていく。
「……ああ、懐かしいな。」
きっと、浸る暇もない筈だ。
立ち去るもの。
……もう、終わりにしよう。
この日々を、新たに進めていこう。
例え、
焦ったとしても、傷ついても。
立ち去る意味と目標。
僕は変わる。
貴方も、きっと変わる。
……僕らは、進まなくてはいけない。
日々脳裏を過っては、
消えてく考えの切れ端。
「心」を入れた、言葉の羅列を。
現世に遺して………
立ち去るもの。
その日、僕は。
……ふと、大切なものをなくしたと気づいた。
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