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「雨過天晴」(詩)

窓の外では、

雨が降っている。


しめっぽい午後の空気が美味しくて。


雨の落ちる音が心地よくて。


私はひとり

安心を覚えていく。


雲に包まれて、

変わらない日々を過ごす。


ただ、書くことで満たされる心。


乾いていく誰かに向ける心。


夢を叶えたいと願う渇望。


いずれ渇きは悟りになるのだろうか。


他人に期待なんてしない。


ただ、自分を信じている。


言葉を受け止めて。


何かを変えたいと必死に生きて。


積み重ねてきた、今までの日々が。


いつか

この雲を晴らして。


何処までも続く

青空を見せてくれると。


ただ、未来を信じている。


空気が乾いていく。


本当は、不安なことばかりだ。


私はひとりじゃない。


分かっているつもりで。


それでも。


他人に期待なんてしない。


悟った気になって。


書き続けた、その先で。


足掻き続けた、その先で。


きっと、辛さを乗り越えて笑えると。


少しずつ

良くなっていくと。


ただ

それだけに期待して。


私は。


これからも、信じ続ける。

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