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「human.」(詩)

きっと。

人間なんてこんなもんで。


きっと。

自分なんてこんなんで。


思い込みと事実が混ざる。


心が光彩を放つ。


見惑う光は

自分か他人か。


他人と自分は

案外似ている。


個人差ってものはあるが、

苦しみがある。


嬉しさがある。


悲しみも楽しさもある。


もっとなんかある。


感情がないのは

きっと寂しい。


残るものは

何もない気がするんだ。


覗く人の一面。


大人を気取って、いい人ぶって。


その中には

闇の欠片がある。


飲み込んで、呑まれて仕舞わないように。


不満を掻き消すような光を浴びて

健やかに微笑む。


大人を気取って、いい人ぶって。


その中には

強くなりたいと願う気持ち。


いい人でありたい思いが眠ってる。


出逢いと別れを繰り返す僕ら。


呪(まじな)いのパレード。


誰かに今

創られた僕ら。


良し悪しと

間違いがある。


興味のあるなしがある。


取捨選択を繰り返す。

  

身体中傷だらけ。


「報われなくてもいーよ。」

その先で良いことが少しでもあったなら。


きっと、僕らは笑っている。

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