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「自分を認めて。」(詩集「青春」収録作)

目の前に立った本心。


思いを伝えてみれば、

案外僕も人間で。


今まで認めてもらえなかったのに。


その時だけ、

誰かに自分を認めてもらえた気がしたんだ。


「……こんな自分でも、生きててもいいんだ。」

って思えたんだ。


自分の人生は自分のものだ。


誰にだって渡したくないんだ。


それなのに。


否定が身体に染み付いたから。


認めてもらえないことを

前提にしていたんだろう。


過去の自分すらも、

今の自分のことすらも。


どこかには、

認めてない自分がいた。


だからこそ。


否定されるのが苦しいんだろう。


他人にすら、否定されることが。


それで。


これ以上

自分がより傷付くことが。


わかっているのなら。


わかってしまったのなら、

せめて。


自分を傷付けるのは、

もうやめだ。


良いところも、悪いところも。


誇れる自信も、汚い心の奥も。


浅ましさも。


そんな、

自分を認めよう。


だって、

色んな思いが溢れるなら。


自分は、

確かに「人間」なのだから。



この作品は、僕が作成した詩集「青春」の収録作です。これ以外にも、未公開作をいくらか詰めた作品集ですので、こちらも是非ご覧下さい!


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