「恋する夢に。」(詩)

眠るような甘い心地で。


優しく撫でるような声がする。


夢の中のファムファタール。


恋に恋した、いつかの記憶。


本当は色々怖いから。


ちやほやされたり、愛されたいとか。


思ってても、素直になれないから。


いつか、そんな日が

くればいいなって思ってて。


ふと、街中のカップルに憧れる。


その人の前では、

もっと自分は。


自分らしく、いれるのだろうか。


そんな人がいるなら。


今よりもっと、明るく生きれるのだろうか。


どうしようもない絶望を二人抱えて。


それでも、隣にいたいと微笑むのだろうか。


お互いを認め合う、恋がしたい。


一度でいいから、認められたい。


出来るかなんて、保証はないけど。


恋する夢に。


踏み出さなくちゃ。


明晰夢を現実に。


変えたいし、変わりたいから。


いつか、いつの日かは。


せめて、自分に正直でいられますように。

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