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「こんばんは、未来。」(詩)

こんばんは、いつか見る未来。


昔の恋情はとうに消え去って。


今の恋情はどこにもない。


過去はより遠ざかり、

また私は、少し進む。


未熟さはまだこれからで。


少しずつ変えていく。


覗く三日月に

未来の幸せを願って。


数多の星が燃え尽きて散ってく、

銀河の中の。


水の惑星、大空の下。


静かに眠る一つの影。


「小さな死」には夢を。


赤い華が夜空に散る。


堕ちた死体には

ハエが群がっている。


こんばんは、未来。


情事の正解など分からない。


この先、恋情を感じるかなんて分からない。


ただ、未来へは希望を抱き続けて。


間違い続けて。


見つめ直して。


磨き続けて。


懐かしむように他人の恋を見て。


そうして進めば

いつか、見えてくる。


夜に火の華が散るような、

そんな未来も近づいてくる。


責任の元、自由になって。


夜すらも

一つのステージになる。


支配されそうになる熱。


理性と本能の間。

 

それでも。


強く聡明な理想を演じる。


そんな本気も。


思いも全部、塗り潰すように。


目映い未来が黒色に染まる。


こんばんは、未来。


例え、

こんな妄想が現実になったとしても。


どれだけ辛い思いをしても。


必ず暗闇に、希望を見出だすから。


人生だけは、諦めないから。


もう、私は未来を恐れない。

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