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「solitude.」(詩)

部屋に、一人。


携帯の電源を切ったなら。


やることを終わらせたなら。


勝ち取ったこの安らぐ時間。


布団に転がって。


本を読みたい。


ゲームをしたい。


絵が描きたい。


詩を詠いたい。


山積みのやりたいこと。


やりたいことを、やりたいように。


あれもこれもなんて。


きっと、囚われる必要なんかない。


あれもこれもなんて。


命令されることも、指示されることもない。


夢が見たいなら。


昼でも夜でも。


目を瞑って。


その先では、

鮮やかな星が輝いている。


車、電車、飛行機。


あらゆる景色へと、心を飛ばす。


楽しさに目を背けないで。


幸せになることに、目を背けないで。


「もっと、こっちみなよ。」


優しく諭してくれる安心。


故郷の街の、

覚えている香り。


静かに一人で感じた想い。


今、この時間だからこそ。


詩にしてしまいたい。


全部、全部伝えたい。


誰よりも強く。


自分なりの言葉にして。


この暑い夏の中。


扇風機の音、蝉の声。


青空の見える

部屋の中でダラダラしながら。


一人、静かに目を瞑って。


遥か遠く、素敵な空想に耽った。

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