見出し画像

『たった二人の世界』

「わあ」
漆黒の様な夜空を見上げると、
宝石が散りばめられたように
たくさんの星々が煌めいていた。

「ここに来れてよかった」
車を停めに行ってた彼が私の横に肩を並べて手を握った。

誰もいない山頂だから味わえる非日常。

まるで世界から切り離されたような静けさに
安堵しながら、彼の手を握り返した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?