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2024年2月20日 最近の読書とスタバ


読書のこと

読了本

  • 『鈍色幻視行』 恩田陸
    映像化しようとすると死者が出るという、曰く付きの小説『夜果つるところ』、その著者の飯合梓の正体とは?彼女は生きているのか?
    主人公の梢、夫の元妻いずみ、謎の著者の梓、と語感の似た名前が重なっているのは、意図的なのか?
    それは置いておいて、設定の面白さと世界観に浸れるのが良いなと思った作品でした。
    一方で、展開を楽しむには、長い割にストーリー性が薄かったかなと…。
    結末もぼんやりしていた印象です。ちょっとその辺りが残念だったかな。
    ちなみに、この本を読むなら、小説内小説の『夜果つるところ』を読んでからがオススメです。

  • 『時ひらく』 辻村深月,伊坂幸太郎,阿川佐和子,恩田陸,柚木麻子,東野圭吾
    三越創業350周年企画のアンソロジー。
    目次を見ると錚々たる作家陣の作品が並んでいてわくわく。
    しかも、東野圭吾さんの作品のタイトルは『重命(かさな)る』-ということは、湯川学が三越に降臨するのかな?!と読む前から楽しみな一冊でした。
    東野圭吾さんの作品も面白かったですが、私が一番良かったと思った作品は、伊坂幸太郎さんの『Have a nice day!』でした。
    全国の三越というよりは日本橋三越の話が多かったことと、店員さんが視点人物となる話が少なかった事が残念かなと思いましたが、全体的には完成度の高いアンソロジーだったと思います。

  • 『タラント』 角田光代
    時代の波に身を任せながら、自分の使命や才能が何かを探し続ける主人公みのりの半生。
    戦争から帰還してからの祖父清美の人生。
    それぞれを描いた物語でした。
    主人公の一般人ぶりが過ぎるというか、色々な事に対して中途半端なので、共感出来すぎて逆にイライラしてしまう部分が多かったように思います。
    おそらくそういう小説なのだろうけど、戦争に様々なものを奪われたおじいちゃんをメインにして、もう少しドラマチックに仕上げて欲しかったなというのが、正直な感想です。
    本筋とは関係ないけれど、うどんがとても美味しそうで食べたくなりました。

  • 『生成AIで世界はこう変わる』 今井翔太
    生成AIが人間社会の中で現状どういう役割を担っていて、どういう可能性があり、どういう危険性があるのか、わかりやすくまとめてくれている一冊です。
    と言っても、門外漢の私には少し難しく感じました。
    人間はAIに色々おまかせして、空いたリソースを人間にしか出来ない『楽しむこと』に注ぐことが出来る、という明るい展望がある一方で、犯罪などに悪用され、しかも取り締まることが難しいであろうという、危険性についても紹介されていました。
    様々な面で分断が叫ばれている昨今、AIを使うかどうかについても二極化が必至だなと感じました。

    『未来』 湊かなえ
    2018年に一度読んだはずだけど全く記憶になかったので、初読に近い感想です。
    この数年の間に石井光太さんの著作を色々と読んでいて、『日本の子どもの貧困』についてかなり考えさせられたので、フィクション作品でもこのような作品を読んでも腑に落ちるというか、これに近い現実が自分の周囲にも存在するのだという感覚を持って読む事が出来たと思います。
    以前読んだ時は、その辺にあまりピンと来ていなかったのかも。
    出てくる大人がクズばかりでイライラしますが、ストーリー展開がとても面白かったです。
    章子と亜里沙が幸せになりますように。

読んでいる本

  • 『卒業生には向かない真実』 ホリー・ジャクソン (30%)
    今月中に読み終えたいけど、ページ数が多くてちょっと無理かも。

  • 『コモンの「自治」論』 斎藤幸平,松本卓也編 (20%)
    今の時代、自治って軽んじられている気がするのですが、無くなったら何かが崩壊しそうで怖いかも。
    そんな事を考えつつ読み始めました。

  • 『グラスホッパー』 伊坂幸太郎 (Audible)
    話題の『777』、読みたいなとは思っていたけど、シリーズものの最新刊だから、せっかくならシリーズ1作目から読みたい…でもそのためだけに4冊読むのは正直しんどい…と思っていたら、なんとAudibleで全作品配信になっているのを発見!これは聴くしかない。
    実はこの『グラスホッパー』だけは大昔に読んだような気もするのですが、読んだとしても綺麗に忘れているので、初読のつもりで楽しみたいと思います。

  • 『名探偵のいけにえ』 白井智之 (30%)
    前作『名探偵のはらわた』との関連がなさ過ぎるので、気になって調べてみたら、それぞれ独立した違う話らしい。
    確かYouTubeで『先に"はらわた"を読むべし』と言っている人がいたと思うんだけど…。

  • 『源氏物語 1』 角田光代 (40%)
    目当ての女性が見当たらないからって、その義理の娘に手を出すとか、光君って本当にロクでもない…(空蝉)。

スタバのこと

桜シーズンのCampusリングノート

今日から店頭でも桜シーズンのグッズ販売が始まりました。

毎シーズン買っている、リングノートを購入しました。
ピンクとベビーピンクの2種類。可愛いです。

花見さくらクリームは茶葉追加が正解だと思う

このビバレッジ、コーヒーでもティーでもない、たんなる甘いミルクなので、カスタマイズし甲斐がある飲み物です。

最初は、Instagramか何かでオススメされていた、ソイミルク変更+ショット追加で飲んでみましたが、うーん…
これはエスプレッソショットではなくて茶葉追加の方が美味しいような気がします。

  • アールグレイ

  • ゼンクラウドウーロン

  • ほうじ茶

上記3種類を試してみたのですが、全部美味しい
それぞれのティーラテに桜フレーバーがほんのり乗る感じで、春らしい味わいに。
他の茶葉も試してみたいと思います。

ワンモアコーヒー、オススメオーダー組み合わせ

先日値上がりしてしまったワンモアコーヒーサービスですが、値上がりしてもお得はお得なので引き続き利用しています。

  1. アイスドリップコーヒー+セミドライトマトのピザトースト

  2. アーモンドミルクのカフェミスト(ワンモア)+アーモンドクロッカン

上記のような感じで、2杯目はカフェミストにしたり、アイスとホットを変えてみたり、違う飲み物にしてオーダーして、楽しんでいます。

最近気づいたことですが、ミルクに合うコーヒー豆と合わないコーヒー豆があるみたいで、合わないコーヒー豆の時にカフェミストを頼むと、かなり微妙な味になるので、今日のコーヒーが何なのかは要確認です。

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