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趣味の読書とスタバ巡りについてpostしています。 本は、文芸書を中心に、ジャンルを…

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趣味の読書とスタバ巡りについてpostしています。 本は、文芸書を中心に、ジャンルを問わず読んでいます。 特に好きなジャンルは、社会派ミステリーです。 読書メーター https://bookmeter.com/users/256972

最近の記事

2024年4月30日 最近の読書とスタバ

読書のこと2024年に入ってから4ヶ月経過しました。 そして、1月からカウントしてちょうど100冊読了。 このペースで読めば、今年は目標の300冊いけるかも?! 読了本 『夜明けのはざま』 町田そのこ 家族葬専門の葬儀社を舞台に、親しい人の死に向き合うことで、自分の人生とも向き合う人々を描いた連作短編集。 思っていたよりも重いテーマを扱っていることに、やや怯みました。 人の死が怖いという気持ちがとてもわかるし、忌み嫌う気持ちもすごくわかる…。 一方で、身近な人の死にしっ

    • 2024年4月25日 最近の読書とスタバ

      読書のこと最近はフィクションばかり手に取っています。 挑戦中の古典『源氏物語』もフィクションですし。 たまにはノンフィクションやビジネス書なども読もうかな、と思いつつ…。 そんな最近の読書について。 読了本 『なんとかしなくちゃ。青雲編』 恩田陸 これはめちゃくちゃ面白い! 主人公、梯結子の『問題解決』ストーリー。 幼少期から大学を卒業するまでの期間を描いていて、フィクションの体裁を採っていますが、ほぼビジネス書ですね。 結子の人生哲学が一貫していて素晴らしいし、その結

      • 2024年4月20日 最近の読書とスタバ

        読書のこと読書に関するマイルールは多々あるのですが、最近、『積読本は購入してから半年以内に読み始める』というルールを追加しようかなー、と思っています。 なので最近、半年以上前に購入した本を優先的に読む、というのを始めました。 そんな最近の読書について。 読了本 『わたしはスカーレット 下』 林真理子 上下巻通しての感想です。 名作『風と共に去りぬ』は文庫の1巻目で挫折した経験を持つ私ですが、林真理子さんが手がけられたという1人称での再構成バージョンなら、最後の章まで飽

        • 2024年4月15日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読了本 『わたしはスカーレット 上』 林真理子 上巻読了!結構長い〜。 感想は、上下巻読了後にちゃんと書こうと思います。 『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』 ファン・ボルム 書店主ヨンジュと、ヨンジュを支える仲間たちの物語。 つい先日、本屋大賞翻訳部門に選ばれた作品ですが、舞台が書店であること、主人公が新米女性書店主であることが大きい気がしました。 仕事とは、働き方とは、人生とは何か、考えるきっかけになると思うし、登場人物がみんなヒュナム洞書店を好きで、ほっこりす

        2024年4月30日 最近の読書とスタバ

          2024年4月10日 最近の読書とスタバ

          読書のこと本屋大賞が発表になりました。 本屋大賞のランキング予想に結果を見ての感想も追記しています。 読了本 『マーリ・アルメイダの七つの月 上』 シェハン・カルナティラカ 会話文が軽快で文章は読みやすいけれど、二人称である事と、そもそも話の内容がやや意味不明なのがネックで、下巻を読むべきか悩みながら読み進めました。 上巻を読み終えた今、主人公マーリの死の真相など、続きが多少気になるのと、帯に書いてあった『スリランカの闇』なるものの正体も気になっているので、下巻も読もう

          2024年4月10日 最近の読書とスタバ

          【第21回本屋大賞ノミネート作品 受賞作予想&感想】

          1年に一度の本屋大賞、今回は4月10日に発表予定です。 10冊のノミネート作品を全て読破することが出来ました。 せっかくなので、個人的な好みランキングと、受賞予想ランキングの2通り考えてみました。 《個人的な好みランキング》『成瀬は天下を取りにいく』 宮島未奈 『君が手にするはずだった黄金について』 小川哲 『スピノザの診察室』 夏川草介 『水車小屋のネネ』 津村記久子 『存在のすべてを』 塩田武志 『黄色い家』 川上未映子 『レーエンデ国物語』 多崎礼 『星

          【第21回本屋大賞ノミネート作品 受賞作予想&感想】

          2024年4月5日 最近の読書とスタバ

          読書のこと本屋大賞ノミネート10作品、読破しました! 読了本 『水車小屋のネネ』 津村記久子 田舎町の水車小屋に住むヨウムのネネと、移り住んできた2人の姉妹、彼らを取り巻く人々の40年を描いた物語。 一時期、ネネと同じヨウムがおしゃべりする動画を見るのにハマった事があるので、ネネの様子が鮮明にイメージできました。 ヨウムのおしゃべり可愛いし賢い!ネネは勝手にメスだと思い込んでいたのですが、9割方読んだところでオスだと判明して驚きました。 ヨウムの寿命は40年〜50年と言

          2024年4月5日 最近の読書とスタバ

          2024年3月31日 最近の読書とスタバ

          読書のこと今年もあっという間に3ヶ月終了!早いですね。 明日から新学期、本屋大賞の発表も近いので、どんどん読書を進めていきたいと思います。 読了本 『ゴリラ裁判の日』 須藤古都離 とても面白かったです。 視点人物はなんとゴリラ、という時点で普通じゃないこの作品。 ゴリラ目線で始めちゃって大丈夫なのかと勝手に心配になりましたが、最後までそのスタイルで完走した著者の須藤さん、素晴らしいと思いました。 実際にあった事件をモチーフに、人とは、人権とは何か、言葉とは何か、といった

          2024年3月31日 最近の読書とスタバ

          2024年4月6日更新 【読書】辻村深月さん著書リスト

          今年は、辻村深月さんの著書をすべて読破する事を目標としています。 どれを読んだかわからなくなってきたので、リストにしてみました。 『この作家さんの新刊は今後必ずチェックしよう!』とはっきり思ったきっかけとなった作品は、『東京會舘とわたし』でした。 それ以降に出版された本は未読だった『ハケンアニメ!』の続編『レジェンドアニメ!』以外は、刊行順に読んでいます。 冷たい校舎の時は止まる 2023/5/10読了 デビュー作?これが?言われなかったらわからないぐらいの完成度の高

          2024年4月6日更新 【読書】辻村深月さん著書リスト

          2024年3月25日 最近の読書とスタバ

          読書のこと珍しく体調を崩してしまい寝込んでいるので、読書だけは進んでいる日々です。 読了本 『シャーリー・ホームズとジョー・ワトソンの醜聞』 高殿円 作品や著者さんというよりは読み手の私に罪があったと思いますが、この本の世界観にいまいちハマれないまま読了してしまいました。 前情報ゼロで読み始めたのですが、途中で前作・前々作が存在するシリーズ3作目であることに気付いてしまったのも、良くなかったかなと思います。 コナン・ドイルの著作についての私の知識不足も、大きかったかもし

          2024年3月25日 最近の読書とスタバ

          2024年3月20日 最近の読書とスタバ

          読書のこといつも小説中心の読書生活ですが、最近は立て続けにビジネス書や新書を3冊読み終えました。 小説も、もちろんたくさん読んでいます。 読了本 『天才たちのインテリジェンス』 佐藤優 雑誌連載をまとめた一冊なのですが、2017年〜2023年のもので、内容的に古すぎるものが多かったのが残念でした。 特に政治の話題などは現在進行形で語られるには鮮度が大切だと思います。あと、表紙の佐藤さんが怖過ぎます。 それはさておき、佐藤優さんが各方面の専門家と対談していますが、必ず対談

          2024年3月20日 最近の読書とスタバ

          2024年3月15日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読了本 『白ゆき紅ばら』 寺地はるな 寺地はるなさんは、童話のハッピーエンド『王子と結婚して幸せに暮らしました』に違和感を感じていた読者に、新たなハッピーエンドを差し出してくれる作家さんだなと思いました。 ヤングケアラー、過保護に見せかけた虐待、どんな形であれ、自分の人生を他人に搾取されているなら、誰でもそこから抜け出して自分の道を歩んでいくべきだ、という強いメッセージを感じる作品でした。 今まで読んだ寺地はるな作品の中で一番好きかもしれません。 主人公の祐希が

          2024年3月15日 最近の読書とスタバ

          2024年3月10日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読了本 『受験生は謎解きに向かない』 ホリー・ジャクソン 『向かない』シリーズ前日譚。 きっと『自由研究には向かない殺人』でピップが自由研究の題材に過去の殺人事件を選ぶきっかけになる出来事が描かれているのだろうな、と思いながら読み始めました。 今回は、友人同士で行われた1924年設定の推理ゲームにピップも参加するという内容で、少ない手がかりと頭脳で事件を解いていく事になるのですが、架空の事件なのでいまひとつ読み手に力が入りません。 本名と役名が両方使われてわかり

          2024年3月10日 最近の読書とスタバ

          2024年3月5日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読了本 『図書館』 ゾラン・ジヴコヴィチ すごく良かったです! 図書館をテーマにした六篇が収められた短編集。 全体的に不思議な雰囲気が漂っていましたが、あとがきにあった『不条理』という言葉がちょうどピッタリかも。 本好き、図書館好きにはたまらない一冊だと思いました。 わたしが1番好きな話は『夜の図書館』で、自分の人生を読むという特殊体験の描写がゾワゾワしました。 ゾラン・ジヴコヴィチさんはセルビアを代表する作家だそうですが、今年は様々な国の作家の本を読みたいと思

          2024年3月5日 最近の読書とスタバ

          2024年2月29日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読了本 『グラスホッパー』 伊坂幸太郎 面白いと評判の『777』を読んでみたくて、まずはシリーズ第1作から着手しました。 2004に単行本が出版されたものなので、もう20年経っているんですね。 携帯電話のGPSってこの時代にはあまり普及してなかったんだなと思ったぐらいで、色褪せた感じが全然しませんでした。 伊坂ワールドとよく言われているように、確かに独特の世界観があるなと感じました。 視点人物の一人である鈴木の、終始怯えた感じがなんとも言えません。 槿(あさがお

          2024年2月29日 最近の読書とスタバ

          2024年2月25日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読了本 『源氏物語 1』 紫式部 角田光代訳 大河ドラマの影響もあり、今年は古典作品に触れる機会を多く持とうと思っている事もあり、読み始めました。 角田光代さんの現代語訳が読みやすいです。 なんとなくしか知らなかった源氏物語の中身ですが、『ただしイケメンに限る』で済ませられる話ばかりなのかなと思いきや、光源氏が予想以上にクズで驚き。 女を口説き落とすためなら平気で嘘をつくのはまだ序の口で、父親の後妻と契っちゃうし、可愛いからって幼女を誘拐。とんでもない男です。

          2024年2月25日 最近の読書とスタバ