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英雄の孤独

元ブログより、2019年11月23日の記事です。夫のオシリの騒ぎは痔の疑い→坐骨神経痛→私の厳しい指導によるストレッチで快癒と相成りましたが、3年経っても夫婦でこういう会話ばかりしていました( ̄▽ ̄;)。

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何かの話から、某国の話になり、某国の話からある人の話になり、夫が動画検索をしてみるとその人が霊について語っているのがたくさん出てきた。私はこの目で幽霊を見たことがないので、
「幽霊がいるかいないか」
についてはわからぬ。わからぬが、
「見える人は大変だろうねぇ」
と思う。

見たくないものまで見えてしまうのは、辛いことだとも思う。

だから本物の霊能者がいるとするならば、よほどの人格者で尚且つ、強靭な精神の持ち主でないとやってられないのだと思う。

その霊能者がピラミッドに行って何かしている動画があった。

その流れから、ナポレオンもピラミッドに入ったことがあるという話になった。そこで彼が見て感じたものに対し、深く同情した霊能者は
「強がっていても生涯本当に孤独で寂しい人だった」
と言っていた。そんなものか・・・と思っていると、夫が
「そりゃ、痔だったもの、英雄がそんな話を部下に出来るかよ」
「なるほど・・・士気が低下する。英雄が難しい顔してるのは、実は人に言えない深い悩みがあったんだろうね。確かに痔だとは言えないねぇ」

ついつい話を膨らませる私。

「ロシアの寒さで悪化させたんだよ」
「そうだろうな」
「冷やすのは駄目なのに、闘いに次ぐ闘いで生活は乱れ・・・」
「皇帝だから、皇帝しか座れない大理石でできた・・・」
「玉座と言えども石だから冷えて」
「でも、威厳を保つために無理して座って」
「英雄に何か固い素材で彫刻なんか施した、馬の鞍が贈られ」
「英雄だからそれを使用し、馬の振動と鞍の硬さで更に悪化させ」
「敗走時はゆっくり体を休めるどころか、トイレも我慢し・・・」

これがわが夫婦の会話であったが、ふたりして、ほとほと気の毒だねぇ・・・と暗澹としたのである。

霊能者に見え、感じたナポレオンの深い孤独のひとつは、痔であったことは間違いない。

英雄は孤独だ。

過去にもこの件について書いたが、より詳しい記事がありましたので参考までに。

ナポレオンの孤独  


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