都市型地域医療研究所

都市型地域医療研究所からのレポートです。

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最近の記事

精神科のお薬の全体像を解説します。

こんにちは。 都市型地域医療研究所の小原です。 今回は私と芳賀先生が所属する【訪問診療】ホウカンTOKYOクリニックで診ている患者さんが多く使用している、精神科の薬について解説していきたいと思います。(芳賀先生は精神科の専門医です) 精神科で使う薬の種類精神科で使う薬は向精神薬といいます。精神に向かう薬と書いて向精神薬といい、様々な薬がありますが概ね6系統に分かれます。 ①抗精神病薬 ②抗うつ薬 ③抗不安薬 ④睡眠薬 ⑤気分安定薬 ⑥抗てんかん薬 向精神薬を使う時対症療

    • 【勉強会】アルコール依存症の方への訪問診療

      こんにちは!ホウカンTOKYOクリニックの小原です。 今回はホウカンTOKYOクリニックにて定期的に開催しております勉強会の内容について共有していきます。講師はホウカンTOKYOクリニック院長の芳賀高浩が行いました。 アルコール依存症の方への訪問診療事前に勉強会参加者の皆様からはアルコール依存症のケアについてこんな相談を受けておりました。 「日頃、関わるケースの中で自分で歩いて近隣のコンビニなどでお酒だけは購入できてしまう人や入院したのに退院後から自分でお酒を購入して飲ん

      • 【事例紹介】訪問診療を終診し、地域の医院へ受診切替を行った事例

        こんにちは。都市型地域医療研究所の小原です。 2024年も地域医療に貢献できるよう頑張っていきたいと思います。 本年もよろしくお願いいたします。 今回はホウカンTOKYOクリニックで対応した事例についてご紹介いたします。今回は医療の導入時期は訪問診療にてホウカンTOKYOクリニックにて診察、その後サービス関係者との協力により地域の医院(近医)への受診に変更していった事例をご紹介します。 皆様もご一読いただきましたら、感想等をコメント頂けますと明日への活力となります。 8

        • 【事例紹介】地域の医療の連携職種からの相談事例

          こんにちは!都市型医療研究所の小原です。 今回は地域の医療の連携職種からのホウカンTOKYOクリニックへ相談があった事例について、ご紹介します。 ①40代女性・軽度知的障害・境界性パーソナリティ障害方の事例【相談の経緯】 措置入院後、退院する際に保健師さんからご相談あり、訪問診療を開始してました。(措置入院前までは就労されていたため、退院を機に生活保護を申請しました。) 【退院後の生活の様子】 訪問診療を開始とともに訪問看護の介入も開始。措置入院開始時は警察や訪問看護に対

        精神科のお薬の全体像を解説します。

          【地域連携】家族介護者教室登壇のご報告

          こんにちは、都市型地域医療研究所の小原です。 今回はホウカンTOKYOクリニック院長の芳賀が地域包括支援センター主催の勉強会「家族介護者教室」に講師として登壇をしてきましたので内容の一部をご報告していきます。 通院を拒否する高齢者にどう対応すればいいか~専門医が答えます~ホウカンTOKYOクリニック院長の芳賀です。昨年ホウカンTOKYOクリニックを始めた当初の経歴は内科10 年、精神科10 年病院で働いてきました。そのため、地域医療のことは分かっていませんでした。皆様のお力

          【地域連携】家族介護者教室登壇のご報告

          【地域連携】事例検討会のご報告

          こんばんは、都市型地域医療研究所の小原です。 今回は芳賀・小原がホウカンTOKYOクリニック主催の事例検討会にて、地域包括支援センターの方、ケアマネージャの方とともに事例検討をいたしましたので、内容の一部をご報告します。 この事例検討会では、どの程度の在宅ケアが入っていたのかの質問が検討の中で多く話されていました。 このご家庭でのケアは訪問介護・訪問看護・訪問診療のみ。最期の時間をご夫婦で一緒に過ごした方がいいかなと思い関係者も自宅で二人で過ごす時間を多くしたらいいかな?で

          【地域連携】事例検討会のご報告