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43つ目のあじ(はぴすたさん家のクラッシュポテト味) 1周年と言う大事なイベントの目玉、"オレ"(前編)


あっという間の1年


現在を生きている限り、人間はどれだけ頑張っても時間はまだコントロールする技術を産み出せていない。
仕事や家事、子育てや積みゲーに明け暮れている我々お客も、
世界征服を目指して日々悪事に励む秘密結社ピロザンギ団にとっても、
平等に時間は経過していったのであった。

22年5月。
新札幌ピロザンギがとある駅の構内にオープンしたのであった。
あれから1年。
なにも出来ないと言われた店員が「パフェを複数注文されない限りスムーズに仕事をこなす副店長」になっていたり、なんか色々出来る人だった店長が、表面上はなにも成長してなかったりしたのだ。

俺自身としてこの店との関わりを話す上では絶対に欠かせないのがこれになるか。

「達成などさせてなるものか」
ピロザンギ団の首領ことキャプテンの大号令にて誕生した幻の味ハッピースタイル。
この長い連載の証とも言えるこのフレーバー。
最初にポスター見たときはさすがに驚いたさ。
一度ネタにされた以上、もうこう言う目には遭わないだろう。
そう思っていた。

キャプテンの不敵な笑い

時はゴールデンウィークの頃だったはず。
諸般の事情により、ピロザンギ団首領ことキャプテンがピロザンギカーに乗って出動。
最前線に出て来ることが多くなっていたのであった。

5月4日。
ピロザンギ団が恵庭はなふるを侵略していたところに急行し、昭和ハンバーグ味を食べたあとにキャプテンと雑談。
キャプテン「新札幌ピロザンギも1周年だ。貴様はしっかり来るんだろうな?」
はぴ「まあ行きますよ。ただ誕生日が1周年同じ日なんで邪魔したくないからその前日に行くかな。」
キャプテン「そうか・・・ひとつだけ教えてやろう。新味を出す。フッフッフッフ・・・ファーッハッハッハッハ!!!!」(注意:一切脚色してません)
キャプテンの宣言に一瞬驚いたが、心には決めていた。
これは恐らく事実なんだろうけど聞かなかった事にしよう、と。

5月7日。
おーるばっくが上江別を侵略していたところに急行。
そこで恒例の事情聴取を行う。
はぴすた「ばっく、1周年何やるんだ?」
ばっく「では一つだけ言いましょう。はぴすたさんに関するものが出ます。」

意味がわからなかった。
俺に関すると言うと、去年出たアレを思い出すのは当然の話。

ばっく「あ、それじゃ無いです。」
そこを否定されるともう推測は出来ない。ならばこれも聞かなかった事にしようと。
謎を秘めたまま、新札幌ピロザンギ1周年のカウントダウンは進んでいった。

無謀すぎるピロザンギ団の賭け

宣言していた通り、1周年の前日。
いつものように新札幌ピロザンギへ向かった。
いつものように緑茶を頼んだ。
いつものように何を頼もうかなとばかりに店内のポスターを見た。

いつものよう・・・ではないポスターがそこに貼ってあった。

これを見た瞬間の感想。
「またかよ!」
普通2度もネタにされないだろと。

そうこう言ってるうちに、その金子社長が声明を出す。

いや、あのさ、一周年だぞ!?
そんな大事なタイミングで何故俺なのかと。

差し入れにポテチ。
確かに、身に覚えはあったさ。

地元に出来たゲーセンで取ったお菓子を自分じゃ食いきれないんで渡したりとか、新札幌行く道中のスーパーで見慣れないポテチに出会って丸井今井の9階で渡したりとかしたなって。

その時渡したポテチの味は「サワークリーム&オニオン」だったさ。
ホントに新味開発の参考になればと思ったさ。


だとしても、だ。

誰がそれを握り潰して振りかけてみてよなんて言ったんだと。

仕方ねえなと思って頼んでやるか。

がっちゃん「あ、これ明日からなんですよ。だって明日で一周年じゃないっスか?」

だ っ た ら 今 日 貼 る な よ 。

ツイート通り本当に食べてないんですよ。
ネタにしてないだけで特別に食べさせて貰ったわけでもない。
また名前勝手に使ったってのにね。

帰りましたよ。

記念企画が発表され、いよいよその1周年と、自分の誕生日である5月14日を向かえるのであった。(続く)

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