40つ目のあじ(サバ薫る黄金のピロザンギ) 苦労を重ねたピロザンギ団とサバザンギを求める男、札幌の超一等地でサバイバル!(前編)
4月。新年度を迎えた。
俺の中の人も忙しさに悩まされていたが、ピロザンギ団の面々もそれまでとは違った忙しさを見せていた。
この出展告知を予想できた奴はいるか
4月上旬。
新札幌ピロザンギが某デパートの従業員食堂にて1週間ピロザンギ丼を販売してくると言う告知があった。
待てと。
従業員限定とはいえ、そのデパートは札幌市の中でも超一等地だぞ。
新札幌のカラオケ屋がそんな場所でザンギ丼を売る日が来るだなんて。
フォロワーもピロザンギ団頑張れムード一色だった。
そんな中、とあるツイートを発見する。
新札幌ピロザンギの名前と一緒に多くの店が羅列されていた。
大半が魚料理販売店だった。
そこにあったURL。
開いてみた。
見た時は何かの間違いだと思ったさ。
だって、ピロザンギだよ?ピロスだよ?!
そのデパート、従業員食堂やってたとこと同じくらいの超一等地だよ?
何よりもさ、北海道鯖フェスって言ってるのに、ザンギって書いてるじゃん。
確かにピロスにはサバ竜田ってメニューはあるけどさ、それ1本で丸井今井には辿り着かんだろ。
若干混乱しつつも、まだピロザンギ団が黙っている以上この事については触れられないな、と思いつつ書いたのがこちら。
わからないことが多すぎる。
とりあえず彼らが発表するまでは知らないふりをしておこう。
そう決めていた。
そして翌日。
発表はされたが、あくまでも出展すると言うことだけ。
何をするのかはまだ伏せられていた。
この事を俺が良く行く地元のカフェKarenにて話した結果がこれだ。
俺「サクナちゃんこれ見て」
サクナ『鯖フェス。。。?』
「ここ」
『ピロザンギ!?』
「うん」
『なんで!?』
「わからん」
多分リアル世界でこの話をした人の8割くらいがこのパターンになったんじゃないか。
いや10割だろきっと。
謎だらけのまま、北海道鯖フェス前日。
ようやくピロザンギ団が動いた。
やはり、彼らはザンギで挑むようだ。
改めてツイートを良く見よう。
サバ節粉とザンギ。まだこの組み合わせがどうなのかはわからなかった。
ただ、ごく一部の人にとっては確信があったであろう。
あの日江別でこっそり売られたフレーバーを食べた人にとっては。
これを体験したからこそ言えた。
間違いなくこれはすごいやつだと。
いや、それでなくともピロザンギ団にとっての大舞台だ。
行ったときには盛大にやってやろう。
そう決めた。
現場の真下で悪夢の通知を見た。
4月12日。
北海道鯖フェス開幕。
そこから3日間連日大盛況となり、サバザンギも絶好調だった。
食べた人のツイートを見ても、
「とにかくうまい」
「あの日江別で食べた味だ」
「キャプテン気配を消しすぎ」
と言った感じで大好評。
そして4月15日夕方。
ついに丸井今井に向けて動き出す。
このツイートの時刻。
17時18分。
この時点で、俺は地下鉄にて移動してました。
大通駅の一つ前から歩いていました。
17時21分。
そして、ついに丸井今井の地下1階到着。
エスカレーターに乗ったところで、タイムラインに悪夢のようなツイートが表示された。
ちょうど、エスカレーターで1階から2階に上がってたところでした。
完売。
エスカレーター乗りながら小声でボヤきましたよ。
「早すぎるだろ。。。」
9階に到着。
無かった。
18時半までに行けば間に合うだろうと予測していた。
予測を上回って売れたようだ。
一応申し訳なさそうな感じで写真は撮ったが、撮影の10秒前にピースサインかましてたので、そういうことだと思います。
とは言えこのまま帰るのもアレだったので、とりあえずキャプテン戻ってくるまで探索。
おにぎりもラーメンも鯖の旨味が凄かった。
さすがは丸井今井のイベント。
レベルの高いお店が集まってる。
しかし、何故カラオケ屋が入り込めたんだろうな。
想定外の事態により、この記事もまさかの前後編となりました。
果たして、サバザンギを食べることが出きるのか?
お楽しみに。(後編へ続く!)