#2 ダウン症の弟 幼稚園

赤ちゃんってかわいいですよね
友達の妹には
いないいない、ばぁ〜をしてみたり
くすぐったりして遊んでました
笑顔になるようにしてました

しかし、弟はあまり反応がなく
顔を覗き込んでも、まるで私が存在しないかのような視線
自分の手を眺めながら、寝っ転がっていました
その手を抑えて、動かないようにすると
しばらくして、泣き出す
手を自由にしてあげると、すぐに泣き止む

それでも、家に子供がいるのが嬉しかった
弟が泣かないので、私は自分勝手に弟を構った

ほとんど反応もないし、泣かせることも一苦労だった
大きなお人形さんみたいに、抱き上げて移動させたり
構って泣かせてみたりしていた

訓練と成長

赤ちゃんだった弟は訓練をはじめました
今は「訓練」とは言わないのかな?
マッサージしたり、立たせてみたり
バランスボールやストレッチボールに乗せたりしていました
家にもストレッチポールがあって、わたしが乗って遊んだりしていました
運動の苦手なわたしでしたが、バランス感覚はよかった
バランスボールも弟よりも私が乗ってたかも(^^;

親の必死さは、子供ながらにわかりました
普通の赤ちゃんとは違うのはわかっていたけど
大きな手術をして、長く入院していた弟、
違うのは当たり前だと思っていたし
他の赤ちゃんがどのように成長するのか知らなかった

それでも、弟はゆっくり成長していた
寝返りもできるようになったし、
下手だけどお座りもするようになった

そのうち、ちゃんと出来ると思ってたし
出来なくてもいいとも思っていました

もちろん自分が親になって、子供の成長は心配だし
いろいろ気になります
でも、弟に対しての心配は親が必死でしてくれるので
私は「なんとかなる」と考えてました

弟の幼稚園

弟は障がいを持った子供が行く幼稚園に入った
医療行為が必要な子や、ダウン症の子、小児麻痺の子や
自閉症の子など、それぞれの障がいを持った子供たちがいました。

私は弟が成長がゆっくりだったので、
何かが出来ない事が「障がい」だと思っていました
弟の幼稚園に行ったら、ピアノの上に駆け上がる子もいました
すごいです。
私は運動が苦手で鉄棒も跳び箱もできなかった
運動できる友達だって、足が早いとか、縄跳びがうまいとか…

ピアノの上や、ロッカーの上に子供がいるのはビックリ!

あんなに人よりも動けるのに普通の幼稚園じゃないんだなぁ
と不思議に感じていました

きょうだい児

幼稚園のイベントには、障がい者の家族も参加します
私の二つ、三つ年上のお姉さんたちもいました
彼女たちは弟や妹が障がい者のお姉さんたちでした

彼女たちは優しいお姉さんで
年下の私にも優しくしてくれました

わたしは弟、そっちのけでお姉さんたちに遊んでほしくて
イベントでお姉さんたちを見かけるとすぐに近くにいきました
わたしと違って、お姉さんたちは妹や弟の面倒もよく見て
わたしにも優しく接してくれました

すごいなぁ〜わたしも大きくなったら、
あんな優しいお姉さんになれるかなぁ〜と憧れの存在です

結論から言えば、わたしは憧れのお姉さんたちのように
立派な姉にはなれませんでしたけどね(^^;

弟はおとなしかったので、わたしは自分をよく見せたいときに
弟の面倒を見ているふりをしました
そんな、わたしを見ると大人の人は誉めてくれます
めんどくさくなると、好きなオモチャを渡しておくと
弟は移動することなく遊んでいます。
私が他で遊びたいときには、母か先生のところに連れていけば
大人が面倒みてくれます

わたしも小さかったし、自分勝手だったなぁ〜
と思いますね

最後に

40年も前の話なので、今の参考になるかわかりませんが
私も「きょうだい児」として、いろいろありました
少しずつ、noteに書いていけたらいいなぁと考えています。

文を書くのが苦手で、ちゃんと伝わっているか心配です
わからないことなど、コメントいただき、
勉強したいと思います
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読んでくださりありがとうございます。自分の考え、経験しかありませんが、私の考えで、誰かの気持ちが軽くなるといいな。