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6月の読書感想2

6月が終わり今日から7月。
6月後半に読んだ本たちの感想をまとめました。

6月に読んだ本は全部で9冊。
素敵な本との出会いに感謝です♪


📕この先には、何がある?📕群ようこ

エッセイです。
群ようこさんが作家になってからの振り返り。
大学を出て進路に迷っていた時の気持ちや状況。
私が「お?!」と思ったのは、当時、大手出版社に就職するには「指定校制度」というものがあり、ただ本を好きなだけで誰でも就職試験を受けられるものではなかったということ。え?そうなの?と衝撃。

群さんは読書が大好きで、仕事はそこそこでずっと読書していたい女の子だったそうだ。読書の時間を作ろうと、バイトでそこそこ稼げたら正社員にはこだわらずに働いて、本を読む時間が欲しかったと。
でも家庭の事情でそれもできずに、就職して。。。という経緯は、とっても興味深いもので、この社会でどう生きるか?家族とのしがらみ、色んなことに制約されながらも、本が、好きという気持ちを今もなおずっと持ち続けている群ようこさん。

章ごとにテーマが分かれていて、
「かもめ食堂」について書かれていたことを読んで大感動しました!だって私の人生で心に残る映画のひとつで大好きなんですもの!そして何度も観たくなる癒される映画だよね。多くの人に愛されている素敵な映画。

群ようこさん原作の作品が映画化されるときの様子や、周りの反応や群さんの気持ち。それを読んで感じることができて幸せな気持ちが溢れて涙が出ました。

素敵だ‼️素晴らしい‼️
見事に現在は一流作家の仲間入りで、コンスタントに本を出版されて、ご自分の色を出して自分の世界をマイペースで出してる人だなぁと。めちゃくちゃ親近感湧いたし、共感もできた。

そしてとても尊敬する‼️
本好きをどうしてもやめられなかった!本好きを貫いた人生‼️本好きの私としては共感しまくってジーンとして、なぜか泣いちゃったぜ!

本好きさん万歳🙌





📕ビオレタ📕寺地はるな

婚約破棄された女性がショックのあまりとった行動は、雨の中泣き崩れているところを拾ってくれた女性のお店で働くことだった。もうどうでもいいやと思いながら、ビオレタではじまっていく主人公のリアルでせつなく正直な物語。

ありきたりな男女の揉め事で、婚約していた男の心変わりで、婚約破棄となってしまう。そこまでに至る経緯とか、まわりの人たちの様子とか、会社での彼女の仕事っぷりとか。動いていく壊れていく主人公の気持ちを、手にとるように感じれる作品。リアルすぎて泣けてきた。

ビオレタという雑貨屋さんはとてもこじんまりしていて魅力的なヒマなお店。ここで繰り広げられる人間の心の動きを、可愛い雑貨たちが見守っているよう。

いやー!これめっちゃよかった!久々に恋愛小説読みました!という感じ。仕事とか家族とか恋愛とか、誰にでも起こり得るリアルな話を、繊細に丁寧に書き上げたこの世界観好き!私の好みの作品でした。

「余白は大切」

この言葉好き。ほんとそう思う。
大人になると余白がなくなる。
ゆったり余白のある生き方をしたい。




📕小さいわたし📕益田ミリ

益田ミリさんの新作。書き下ろしのエッセイ。春・夏・秋・冬と季節ごとに章が分かれていて、子供の頃感じていた気持ちを思い出させてくれる。

春は四ツ葉のクローバーを夢中で探したり、夏は死んでしまった金魚に思いを馳せる。秋はキンモクセイの香りを楽しんで、冬はたこあげしていて感じた気持ち。
それを子供の頃のミリさんが語る。

大人になると人は忘れてしまうもの。
常識や世間体を身につける代わりに失ってしまうもの。
大人がどーでもいいと思うようなことに心を痛めたり、はしゃいだりする。
そんな子供の時の気持ちなんて、大人になったら思い出すこともない。なぜなら大人はみんな忙しいから。生活することに。

私は、この本はとてもすごいと感じていて、子供の時の気持ちを大人になってから「描く」ことはとても難しい。パッと読んでいると、オチもないし、どんでん返しがあるわけでもなく「ふふ」っと笑える日常があるだけ。

転んで服を汚したり、おもらししたことを隠したり、怒られて泣いたり。
子供はたくさん失敗する。それが子供のお仕事なんだから。
たくさん泣いて、笑って、はしゃいで、怒られたってイイ。

「間違いや失敗をたくさんしても恐れなくていいんだよ。たくさんの経験をした人は人間らしくて最高だって思う!だってね、大人になってから子供の頃のどんな失敗も人に話して笑いにすることができるから」

すべての子どもたちに私は心からこんな言葉を贈りたい




📕半身半疑📕新津きよみ

今日はKindleタブレットから♪
新津きよみさんの短編小説。
「家庭恐怖コレクション」

夫の身内の秘密がひとつひとつベールを剥がされていく。結婚が決まってから夫は「実はな」と妻に告白していく内容が何とも言えない違和感。妻の心の動きに同情してしまう。

こういう日常に潜む人間の心理に迫る物語が一番恐い。




📕波動を上げる方法📕宇宙人foxちゃん

これは小説ではなく、ちょっと不思議な本です。
波動の話に興味があり、読んでみてめちゃくちゃ腑に落ちました✨

読書というより「気づいた」という感覚✨「やっぱりそうか」と🤩

何となく感覚でやっていた自分の行動はすべてこれに当てはまってました。

サロンをしているので、常に考え方をポジティブに心地良く保つことをしているので、この波動をあげることについて文章にされていることが、私にとっては最高のギフトでした✨

自信が確信に変わり、自分のものになったという感覚です✨

とにかく波動をあげると現実もあがるということが書いてあります。

波動とはなにか?
波動をあげるとどうなるのか?
波動はどうやってあげるのか?

それがシンプルに、書かれていて読みやすい。サクサク読めるので興味ある方はぜひ✨✨✨




📕波動で引き寄せる方法📕宇宙人foxちゃん

このシリーズ気に入った♪面白い!
自分が今まで思い込んでいた概念を優しくぶっ壊されるところが好き!

これも潜在意識のことを言ってるのだと思う。宇宙=潜在意識。
私はそう受け取った。

なるほど。気づいてる人たちが言ってることが点と線でつながっていく。

夢を叶えるには「諦めず、執着せず、疑わず」なのだそう。

これ全部バランス良くできる人は夢を叶えている。

難しいよね。あきらめないのに執着しないって。結局どっちかになるし。あきらめずにいたら執着しちゃうやん?
でも多くの人がそれをやってうまくいってないのを見てるので、なるほどなーと思う。

いやぁこれ面白い!考え方のすり合わせができる。



Amazon Kindleタブレットオススメです♪
超軽くてサクサク読める。



6月前半の読書感想はこちらです♪


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