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人事部必見!!この夏おすすめ書籍3選


この夏、人事の力をパワーアップ!

いよいよ、夏休みシーズン到来。今年は様々なイベントが復活し、花火大会やプールなど、楽しい行事が盛りだくさんですね。まとまった休みが取れる時は、普段の業務から離れてゆっくり読書もおすすめです。この機会に積読を解消、とお考えの方もいらっしゃるのでは!?
今回は、人事の方が夏休みに読むならコレ!という書籍を3冊選んでみました。図書館で涼しくゆっくり読むもあり、kindleなどで読むもあり、ぜひ参考にして下さい。

おすすめ①日本の会社のための人事の経済学

大学院で行動経済学を学んだ私ですが、経済学のパワフルさがよく分かる1冊です。経済学における「競争」の概念はとても重要で、人事の側面においても大きな力を発揮します。中でもジョブ型雇用の誤解や日本の雇用システムを経済学で捉えた考察はとても面白いです。「賃金」や「評価」というのは、まさに【プリンシパル・エージェント問題】が出てくる分かりやすい場面です。プリンシパル(委託者)がエージェント(代理人)に業務行為を委任する関係をエージェンシー関係と呼び、ここでは経営陣と従業員はその関係にあると言えます。プリンシパル・エージェント問題というのは、情報の非対称性をもつ当事者同士が、利得を最大化しようと動くために、エージェントが、プリンシパルの利益に反して、エージェント自身の利益を優先する行動をとってしまうことを言います。例えば、経営者はできるだけコストを抑えて最大のリターンを望みますが、従業員はできるだけ手間を抑えて評価されたい、わけです。
本では、初めて経済学に触れる人でも分かりやすく書かれています。人材組織に起きている現象を、経済学の枠組みで捉えると、様々なことが説明できますよ!


おすすめ②スタートアップ企業の人事戦略

私自身が、現在スタートアップ企業の支援に入っており、採用から人事戦略全体を描く必要性を感じ、学ぶために読みました。組織能力のcapability測定や難易度の高いポジションへの人の配置方法(適材適所ではなく、適所適材)、スタートアップにおける人事制度の導入時期、その役割などスタートアップという組織において、必ず向き合うであろう大切なことが散りばめられています。
近年、大手企業においても新規事業開発などでスピンアウトした組織運営をするケースも増えています。またアクセラレーションプログラムにより、大手企業や自治体がスタートアップと協業することも当たり前になりました。大手企業の方は、自分たちとは異なるカルチャーの裏側にある組織のことを学ぶのによい機会だと思います。スタートアップ人事の方は、実務のバイブルになること間違いありません。

おすすめ③稼ぎ方2.0 「やりたいこと」×「経済的自立」が両立できる時代

元リンクトイン代表、村上臣氏の著書です。この書籍の前に、『転職2.0』という本も流行しましたので、ご存じの方も多いかもしれませんね。昨年から今年にかけて、多くの企業で副業解禁の話題がありました。副業を通して自律的なキャリア形成を促したり、本業への良い効果を期待する動きも高まっています。人事の皆様は、今一度、従業員の稼ぎ方という視点で、この本を読んでみてはいかがでしょうか。私はこの本の中で、人間関係がタテ型からヨコ型になるということに、とても共感しました。キャリアに複数のタグを持ち、それをシェアリングしていく時代になりました。1人の従業員は1つの会社の中だけではなく、スキルをベースに様々な仕事を得ることができます。もちろん、ご自身の稼ぎ方についても2.0の視点が身に付きます!

Happiness insight URL

https://happinessinsight.co.jp/

当社も8/11~8/15は夏季休暇です。
ゆっくり休息してまた夏休み明けにお会いしましょう。
新しい話題をご提供できるように準備しております。お楽しみに!


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