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採用面接は会社のファンづくりの機会

昨日は中途採用の面接方法の基本事項について書きました。今日は少しライトにでもとっても大切なことを書きます。

もしまだ昨日の記事を読んでいない方は、先にこちらを読んだ方が理解しやすいと思います。


採用は会社と求職者のマッチングです。

色々な理由で採用を見合わせる場合があります。

ミスマッチを減らすための求人募集の出し方はこちらをどうぞ。☆これは後から読んでも大丈夫。


入社を希望し、履歴書を用意して、面接にまで来てくれた人に「不採用」を通知するのはとても心苦しいのですが、仕方のないことです。

数多くの面接をしいろんな人を見てくると、面接開始して3分以内に「この人はちょっと厳しいかも」と思ってしまうことがあります。人間的にとかではなく「うちの会社には馴染めなさそう」という空気感です。

僕は直感的に「不採用」と感じた場合、その面接ではいつもと同じかそれ以上に丁寧に質問をし、自社のビジョンを熱く語ります。

適当に質問を飛ばして短時間で終わらすことも可能です。結果は変わらないのですから。

なぜわざわざ時間をかけるのか。明確なポリシーがあります。

この方は不採用になります。「残念ながらご縁がありませんでした」と後日連絡することになることがほぼ確定しています。

応募者の立場になって、不採用の通知を受けたときの気持ちを想像してみてください。がっかりしますよね。

どんな風に面接してもがっかりはがっかりです。

同じがっかりなら、丁寧に話を聞いてくれて、会社のビジョンまで語ってくれた会社の方がまだマシだと思いませんか?

短時間の面接で、ロクに質問もなかったのに不採用にされたら腹が立ちませんか?


面接に来る人は、同じエリアで同じ業界の仕事を探している人です。その後どこかの事業所で採用されるかもしれません。その時に「あそこの会社の面接受けたけど落とされた。面接官も感じ悪かったから採用にならなくてよかったよ」などと言われないようにしなければなりません。

それよりも「あそこの会社は不合格になったけど本当に魅力的だった」と思われた方がいいですよね。

ネット全盛期ですが、実は情報源として最も怖いのが口コミです。それもいい情報より悪い情報の方が拡散のスピードが速く範囲が広いのが特徴です。

ご縁のなかったに気持ちよくサヨナラすることは、会社としての誠意であり最低限のマナーだと考えています。


昨日の記事に書きましたが、僕は採用する可能性がある人にも結構時間をかけて話を聞き、話をします。だからもし縁があって僕の面接を受けることになった人も「あ、丁寧に面接してるから不採用なのかも」なんて勘ぐらないでくださいね。

「めでたし〃のnoteをいつも楽しみにしてます」って言ってくれたら採用確率が上がります。本当です。だってはじめから僕の考えに共感してくれているのだから、一緒に仕事しやすいですよね。


というわけで、今日は「不採用にするなら丁寧に面接をした方がいいよ」というお話でした。

あなたのところにも、求職者とのいいご縁がありますように。

めでたし〃


立崎直樹

介護事業所・介護施設向けに具体的な採用活動に関する相談を受け付けています。管理職や採用担当者と話し合いながら具体的な採用戦略の作成を支援します。広告の斡旋や人材派遣・人材紹介はしていません。まずはお気軽にコメント欄あるいはTwitterよりご連絡ください。

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