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契約期間にいきなりアパート追い出された話

【2023年振り返り】
アジアのとある南国のホテルのラウンジ。
残業後に疲れを癒そうと携帯を手にソファでくつろいでいた。
『やっと一週間が終わった、赴任してもうすぐ一ヶ月ようやく落ち着ける』。

そんな安堵を裏切るアパートの大家さんからの一通が。

「来週の火曜日から私の息子があなたの部屋を使うから、その日で出て行ってね」
『は!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

状況を既に知っていたアパートのエージェントは新たなアパートの内見をしないかと、勝手に話を 進めようとしている。
『え!契約書には3ヶ月でいかなる理由があろうとも、追い出されることはないと書いてあるんで すけど!!!』

双方に交渉してみるも、たらい回し。
怒り心頭だったけども、この国では怒ってはいけない。さらに事態が悪化するだけ。 めちゃくちゃ丁寧にお願いしたけれど、火曜日の退去を免れることはできなかった。

アパートはホテルに入っていて、大きなスタジアムの公園が横にありながらビジネス街。結構気に入った立地だったため。とっても悔しい思いをした。

アパートのプール。「音楽聴きながらぷかぷか浮いて遊んでいたっけな」

幸いにも、ある意味この提案は私にとってチャンスであった。
なぜならこのアパートは欠陥だらけだったから!!!

引っ越してこの一ヶ月、部屋中のありとあらゆるものが壊れていて何度も修理を頼んだ。そう毎週のように。
まずリビングとベッドルームのエアコンが使えない。トイレから汚水が漏れる。換気扇が壊れていて警報がなる。まだまだ色々あったが割愛。

「いろいろあったな、まさか1ヶ月しか住めなかったなんて」

ピンチをチャンスに変えるしかない。
ただし問題は山積み。
引っ越しの準備をしないと。
5日後に滞在先が見つかるのか。当分ホテル暮らし?
ここではアパートの月払いはなく、3ヶ月から1年間の一括払い。まだ給料日前。 そして土地勘がない。交通機関すらまだ乗ったことがなかった。

どうする私、、、、。😂

途方にくれた忘れもしない金曜日の夜だった。
その時に本当に救われたのは友人や同僚。
近くで支えてくれた人、そして世界中の友人が電話越しで支えてくれた。

異国の地で心折れることがたくさんあるが、その度にひとりじゃないんだって思えた。

感謝の気持でいっぱいです。みなさん、ありがとう。

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