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18歳のおじさん

今日はこの前出会った素敵なお兄さんの話。俺からしたらおじさんなんて思わないがその人がおじさんというのならおじさんだろう。

本当におとといか昨日の夜の話だ。
一人で吉祥寺ハモニカ横丁で呑んでいる時の話。
私の横の席に関西弁を話す一人のお兄さんが座った。私はイヤホンをして音楽を聴きながら一人ビールを流していたが、横にいるもんでなんだか少し話してみたくなった。私はこんなに文章を綴っているが、人に話しかけるのは得意じゃない。が、話しかけた。

私:「よく来られるんですか?」

お兄さん:「いやあ10何年振りですよ。」

そこから話は始まった。初めは特別な話もせずにいた。
そこで

私:「なんのお仕事されてるんですか?」

私は就職を控えた大学3年生で、最近では色んな人にお仕事の話を聞いて刺激をもらっていた。

お兄さん:「プログラミング系です」

私は全く興味はない。だけどそんなのどうでもいい。
その人がどんな考えをもっtr行動しているかが気になった。

私:「お兄さんはその前にはなんか仕事されていたんですか?」

お兄さん:「イラストを描く仕事してました。」

パソコンを使って描くイラストレーターのようなデザイナーの様な仕事をされていたと。
私もイラストを描くのが好きで少し共通ができたところで話が弾んだ。
とここまで書いたところで、なんでただのおじさんに興味を持ったかって?
初めの方で私は

私:「吉祥寺は素敵な街ですよねー」

お兄さん:「特に公園が素敵ですよね。一人で以前に来た時には綺麗でうるっなんてね。」

と言ったのだ。そこで私はこのお兄さんはなんだか普通ではないなと感じた。文章を書く人、絵を描く人、物を作る人とこれまで沢山出会ってきてなにか違うなんて言うのはわかるようになってきたもんで、お兄さんは“なんか”が違った。

そんでこの話の続き。

私はみんなに聞くことが決まってある。

私:「お兄さんはお金を優先して動いてきましたか?それとも自分のやってきたこと、したいことを優先してきました?」

お兄さん:「僕は好きなことですかね。自分の愛せる創作物を愛して、自分の納得する創作物でないと相手も満足しないですよ。ファンもついてこないし。」

私はこの日幾つものお兄さんが放つ話しに耳が潤った。
確かに愛さないと相手も愛してはくれない。創作物への愛なんて大っきく考えたことはなかった。

そしてもう一つは

ファン

と言う考え方。
お兄さんは私と約20個違う。考え方が考える言葉が本当に違う。
ファンってなんですか?って純粋になった。
ファンという考え方はしたことなかったけど、自分の創作物を認めついてきて、愛してくれる人はファンなんだ。
ファンかぁ。自分には、自分の作品にはいるのかな。
なんて考えていると

お兄さん:「絶対に自分を裏切ったらダメなんですよ。自分が満足するまでやること。」

自分を裏切ったことは幾つもの、嘘をついたことも。やっぱり好きなことをやっている人は素晴らしい考えを持っている。

そして私が

私:「早く社会人になりたいなあ。出たいなあ」

と呟くと

お兄さん:「社会は楽しいですよ」

この言葉が自分的には印象に残った。
私の周りには社会はつまらないとか、そうやって言う大人がいたからこそ、社会は楽しいという言葉に感動した。
自分の好きなことを貫き幸せを味わう人間の姿なのだから。

お兄さん:「おじさんだけど、中身は永遠に18歳ですもん」

と笑顔で言うお兄さんの目はキラキラと輝いていたことを今でも書いていると頭に浮かぶ。

素敵な考えを持った最高の大人に出会った。
お兄さんありがとう。
これでまた私には最高の刺激物が投与されましたよ。

また。

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