自由律俳句(no Tsumori) 其ノ百七十三
虫絶えて冬来る。
******************
実際は、全ての昆虫がいなくなっているワケではなく、姿が見えなくなっているだけのも多いようだ。
音もせず、姿もない。どこの草地も冬はなんとなく沈んだ感じになる。つまらない。虫はニガテなものも多いのだが、何もいないとなると物足りない。
11月23日火曜日に、ツマグロヒョウモンの幼虫と思われる、赤いトゲトゲを全身に纏わせた5センチくらいの芋虫を歩道で見つけた。今ごろ生まれて、さてどうするのか。サナギで越冬するのだろうか。好物のスミレがまだ葉を茂らせていたのをいくつか見かけていたけれど、この間の草刈りで、いなくなってしまっている。無事育つよう祈る。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?