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スキマ草(毎年復活のとあるシダ系?植物)  <9> 「さようなら」(最終回)

 本日、シダ君と呼びながら観察を楽しんでいたスキマ草が、完全にいなくなっているのを、発見した。手すりを撤去してしまったのか△

上の写真の、四角い形に白く塗り潰されているところに、手すりを支える柱が埋まっていた。だがその周りが腐食していて隙間があり、そこにシダ系と思われる植物が住んでいたのである△

ある時にふと、発見してから数年は経つだろう。はっきりとした記憶はないが、冬の季節になると一度枯れ、春になると復活して秋頃までそこにいる、を繰り返していたと思う。今年こそちゃんと、冬の記憶も残そうと勢い込んでいたのだが△

会うは別れの始めである。スキマに生きる植物なら尚更である。それゆえに一期一会を大切にしている。

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勝手に「303文字・4段」で書こうというマイルールを決めて、短い散文を時々載せたいと思っています。

因みにですが、下記の写真が、シダ君を見た最後の姿になりました。合掌。

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