春が来た。202403読んだ本とかエンタメ。
年度が終わって、新しいスタートを切る。
春を告げるのは誰なんだろう?
あっという間だ。
色々読んだものの、現実逃避もした。
薬屋のひとりごとをアニメで一気見にしてからの小説を一気読み。
自転しながら好転するを読もうとしたら、リアルすぎて読めなくなる。息が詰まる。
現実逃避じゃないけど、現実から離れたいって言う気持ちはなんだかわかる気がする。
今流行ってる本も多分そうなんじゃないかと思う。(雑誌のは読んだけどまだ単行本買ってないからわからんが…)
出産について考えている。
どうしようかなぁとか、これしなきゃなぁとかうじうじ考えているときに、
こういうジャンルを読み始めたきっかけは、
原里美『ここから先は赤ちゃん』がきっかけ。
自然分娩、自分にできるだろうか…?
それからずっと育児本とか妊活本を読んではいる。
松田青子『自分で名付ける』
小川美由紀『わっしょい妊婦』
文章のひとの体験って、ノイズが少ないからいい。いい感じに取捨選択されている。
でも、何かを取りこぼしている感じにもなって、普通の人の体験記とかぽちぽち読んでる。
仲榮美子 『結婚していない。けど、いつか子どもが欲しい人が今できること』
ピルとかブラジルチェックとか将来のことについて、やっておくかって、年齢ともに考える。
ピルって、子宮を保護する役割もあるんだなぁっていうの初めて知る。
避妊だけじゃないんだ。
そういうことに関心はないというか、もともと生理が軽かったっていうのもある。
でも、ここ最近は年齢を重ねて、変わってきてるっていうのをひしひし感じる。
体験があるかないかによってやっぱり見える景色が違う。
カザマアヤミ 『出産の仕方がわからない!』
とにかく本能、で悩みを片付けてしまうのは潔い。
パートナーのコラムが、面白い。
男性が出産とか妊娠とかどういう風に見ているのかが新鮮。そういう風に捉えてるんだとかなんか振り切ってて面白かった。
出産すると母乳でおっぱいがビシャビシャになるとか書いてあったはず…。エロ本から知った知識を潔く開示するのってすごくないか?
『わっしょい妊婦』でも、妊婦マークを知らないとも書いてあった。
『探検家とペネロペちゃん』を読みたくて借りている。どんなことが書いてあるのか。
産む側だって知らないことだらけで、産まない側ならなおさらでいいんだろうか?? なんでこんなに知らないことばっかりなのか、変じゃないか。
そうやって調べていると、住んでる自治体で無痛分娩がほとんど取り扱ってないことを知る。
住みたい街ランキングに上位にランクインしいてるのに、意外。
ネットとかでも見ると、隣の自治体にわざわざ遠出しているらしい。
なんで??
1日中探してみた調べてみたら、隣の自治体に無痛分娩専門産婦人科があって、そこで産めたらなぁって思うけど、実際どうなるかわからない。
専門の麻酔がいるかどうかで変わってくるんだそうだ。
サマンサ・ミルズ「ラビット・テスト」
良かった。
これを目当てに初めて紙魚の手帖を買う。これだけ買うぞって思ってたら、結果ほか4冊買っていたっけ。
中絶が、アメリカでは政治の問題に関わっていること、その権利が奪われつつあること。
今までどれだけの歴史が積み重なって今あるのか。
出産と中絶をめぐる戦い。
どうか、自由を。望まない選択肢を強制しないでくれ。
白川眞「ラビット・テストと中絶をめぐるSF」
良かった。CRISPRの手引き、読みたい。
榎田尤利「聖域」
面白かった。めっちゃ好きだ。イラスト素敵すぎる。
孤独な世界から飛び出すのがいい。何もかも捨ててね。そして、そこが聖域なんてさ。
そこがいいんだ…。
前回のSFマガジンのBL特集積んでしまってまだ読めてない。
BL小説は苦手意識があって、今まで全然読めてなかったんだけど、SF的な世界観とそういうの込みで読んでみてもいい。
ループ物について
死にプロにハマり出してからルートもの接種してる日々。
死にプロの最新を更新されて、書き下ろしでめっちゃ感動。
おかえりアリアドネ
アニメーターの生活をすごいリアルで面白かった。
未来でループを繰り返し、妻との残念な未来を体に染み込ませて、何とか解決に導くって言うのは面白かった。
でも、ちょっとくどい部分もあって、うまく削れなかったのだろうか。
サクラダリセット一巻
記憶を覚えていられる能力を持つ男の子と、三日間時間をリセットできる女の子のコンビの話。
ループして、未来を書き換えていくのか。
絡めつつ、事件を解決していく感じは面白かった。
覚えているのが自分だけっていうのがエモさ。
ミッションエイト
犯人を見つけるために何度も繰り返すっていうのは面白い。
列車爆発を何度もシュミレーションして、犯人を見つけるのが本当に可能なのか?
そこを考えた結果がラスト?なんだろうけど、ちょっと無理がある気が。
お父さんと電話するシーンいい。
Mondays上司にこのループを自覚させないと終わらない
ループに気づくまでの道筋っていうのは、広告代理店のあるあるが目白押しで面白い。何とか上司上告制度を編み出した若手社員が有能。
あるループを1つのきっかけとしてみんなに想起させるっていうのは面白い。鳩は無駄じゃない。
どうしてループするのかって、意味を付け足すのって難しいんだろう。
しかし、上司の無念…でループなのか??
もう少し序盤でそれを示唆するような何かが欲しかった。
ループ確認のシーンが好き。素敵な朝のひとコマ。
恋はデジャヴ
恋愛ループでは、かなり好き。
生き物が、春の告げる未来を告げるっていいイメージ。
欲を言えば、モグラがキーになってたらいいのに。恋人がモグラにキスされるとか?
主人公は何度もループから出ようとして、何度も何度も頑張るんだけど、シーンが簡略化されててカットが重なっていく感じが面白い。
この辺は『おかえりアリアドネ』でもそういうシーンがあった。
ループ物って知らないとすごい不自然なんだけど、知ってるとそのシーンを解釈できるってすごい。
結局解決に至るまでのシーンってすごい短い。
そのきっかけになったおじさんとの邂逅もすごい短いんだけど、すっごい強烈なシーンだった。
長いから深いとか短いから薄いとかそういうことじゃない。
余談。
音声入力で下書きするのにハマっている。
疲れなくていい。誤字脱字の調整が面倒だけど、ゼロからタイプする面倒くささがないのっていい。
4月は予定がいっぱい。楽しみもあり、忙しくもあり、淡々と書いて読んでいきたい。
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