2023年、読んで良かった本ベスト20。
2023年を振り返ろうと思ってたら、新年早々重い出来事が重なって苦しい。
人々の安全を祈るとともに、度重なるニュースに辛くなるというのも正直な思いだ。
自分で背負えるものだけでいいし、背負えるようになったら向き合っていい。それは、現実逃避じゃないと思うので。
やろうと思っていたことをする。2023年、読んで良かった本。
20位『神仏習合』義江彰夫
神道と仏教の習合に至るまでの過程を、社会構造と信仰の精神性から俯瞰できて面白かった。類書も読みたい。
19位『偽書の精神史』佐藤弘夫
未来記に関して興味があって手にとったけど、それに限らず仏教と偽書の関係性に触れられていて面白かった。
18位『35歳、働き女子よ城を持て!』高殿円
実は今年家を買った。アンテナが高まっていたところにTwitterでみて購入した。
独身女性、かつ契約社員の編集者が都内の一等地にマンションを購入したという話に、興味が湧いて読んだ。都内マンションを検討している人は面白いだろう。
17位『100分で名著 ショック・ドクトリン ナオミ・クライン』 堤未果
2023年の100分で名著で一番インパクトがあった。100分で名著で取り上げられなければ読まなかった。新自由主義を知る。
16位『それでも女をやっていく』 ひらりさ
上の世代が語るものごとも、世代の近しい人が語るようになってきたおかげで、ハマるものがある。読み出してから止まらなかった一冊。
15位『自分で名づける』 松田青子
図書館で借りた。出会えて良かった。名前の問題に向き合いつつ、変わりゆく自分の体と生活の日々を切り取っていて良かった。
言語化できるのは筆者ならでは。無痛分娩がいい。
14位『物理学者sf映画にハマる』 高水裕一
sf好きなのに理系的思考が壊滅的なので読んだ。インターステラーの愛の力論ってフィクション的にはアリだけど、SF的にはアウトなのか。
13位 『愛がなくても喰ってゆけます』 よしながふみ
12位を読んで、欲しくなってメルカリで購入。紹介されているお店、まだあるのかわらないけど行ってみたい。本人ではないと言っているけど、食事と美容のセンスは本物だろうなと。
12位『仕事でも、しごとじゃなくても』 よしながふみ
創作のための一連の流れ、みたいなものが感じられて、いいなと思った。どういう背景でものづくりをしているのかがわかる。よしなが作品を物理本でそろえたい。
11位『七十四秒の旋律と孤独』 久永実木彦
いっきに読んでしまった。何を読んで食べているとこんな文章が書けるんだろう。言葉が綺麗。
10位『レース鳩 知られざるアスリート』 吉原謙以知
2023年上半期は鳩についてよく読んだ。レース鳩と言っても一羽一羽に特徴があるのだと。ドバトを見ると、色と模様の違いに思いを馳せるようになった。
9位『伝書鳩』黒岩比佐子
良書。伝書鳩の文化って、人間社会の発達に必要不可欠だったのだと。ピジョンタワー一度でいいから見てみたい。
8位『文体の舵をとれ』 アーシュラ・K・ル=グウィン
やっとという感じだが。やはり読んでよかった。課題をやらないでまずは通読。今年は課題をやりつつ再読したい。
7位『中世神話』山本ひろ子
中世の伊勢神道による、神話の改変について知る。
6位『中世日本の予言書ー“未来記”を読む』 小峯和明
未来記について興味があって手に取る。聖徳太子の未来記から、さまざまな宗教家による未来記が発見されて当時の人々に受け入れられるのは興味深い。
5位『ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか』レイチェル・ギーザ
女性の価値観が変わればかわるほど、男性の価値観もまた変化してきた。スポーツにおける感情表現の重要性に納得する。
4位『物語論 基礎と応用』橋本陽介
何度読んでもいい本。創作してなかったら、わからない話もあったように感じる。
3位『母という呪縛 娘という牢獄』 齋藤彩
ノンフィクション。家庭環境の歪さに、こんなことが許されるのかと驚く。起きてしまったことは、本人だけの問題じゃないだろうと。
2位『いずれすべては海の中に』 サラ・ピンスカー
これを読めて幸せだった。どうしてそんな飛躍が可能なのかを考える。素晴らしい短編は、飛躍の力が飛び抜けていると思う。頭の中をのぞいてみたい。
1位『聖遺物崇敬の心性史 西洋中世の聖性と造形』 秋山聡
随分前に買って積んでいたのだけど、ちゃんと読めてよかった。タイトルは硬い感じで人を選ぶけど、良書。中世神話系の本と並行して読んでいたので、似ているような価値観が生まれるものなのだなあとぼんやり思う。
積読していた本を読めたのは良かったけど、あまり新刊本を読めずにいて悔しい。たくさん読む。
良かったら応援よろしくお願いします。たくさん書くと思います。