H a p p a n o U p d a t e s - No.229
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H a p p a n o U p d a t e s - No.229

7月の葉っぱの坑夫の更新情報です。葉っぱの坑夫はウェブで出版活動をする非営利の翻訳&アートプロジェクト。ちなみに「葉っぱの坑夫」という名前は、英語のleafminerから来ています。今回はTulip  tree(ユリノキ)のリーフマイナーの仕事。
Photograph by Judy Gallagher(CC BY 2.0)

幻覚、それともリアル?!
メヒス・ヘインサー[エストニア] 短編小説集
メヒス・ヘインサー著 だいこくかずえ訳 
写真:Richard Walker他

メヒス・ヘインサー300X300

5.旅人のシアワセ | The Traveller’s Happiness
今回のストーリーは今まで以上に幻覚的で、おおいなる想像力の産物といえる設定、話の運びです。主人公はラトビアからの南風に乗ってやって来た「旅人のシアワセ」。風に乗ってゆらゆらチラチラと飛びながら、何か目標物を見つけると、あるいは偶然の出来事によって、他人の体内に侵入してその者と同化します。そしてその生きもの(人間ではない場合もある)の目で世界を見ます。そうやって他者の体から体、魂から魂を渡りあるきます。
(著者メヒス・ヘインサー:Photo by ELIC / Jüri J. Dubov)

予告 モーリスとラヴェル(ファンタジー小説+評伝+手紙などの文章)

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来月(8月末)よりモーリス・ラヴェルをめぐる新コンテンツをスタートさせます。今のところの予定では、8回くらいの連載になると思います。

モーリス・ラヴェルはフランス近代の代表的な作曲家で、有名な曲としては『ボレロ』があります。時代的には絵画でいうとモネなど印象派のアーティストが出てきた頃で、音楽もそれに同調し、古典的な様式やハーモニーから抜け出ようとしていました。

ラヴェルは音楽的に見るべきものが大きい作曲家ですが、その性格や習性、生き方、好みの傾向もなかなか面白い、トピックの多い人です。この卓越した才能と人間性を多面的に体験しようとこのプロジェクトを企画しました。
以下の三つのコンテンツで構成されます。

1.ファンタジー小説『小さなラヴェルの小さな物語』(作:コンガー・ビーズリー Jr.、絵:谷このみ、訳:だいこくかずえ)原典:JEFより2015年出版

2.評伝『モーリス・ラヴェルの生涯』(マデリーン・ゴス著、訳:だいこくかずえ)原典:original version、1940年出版

3.ラヴェルの手紙やインタビュー集『わたしはラヴェル:手紙・文章・インタビュー』(参考:アービー ・オレンシュタイン編 "A Ravel Reader: Correspondence, Articles, Interviews"、訳:だいこくかずえ)

*タイトル下の画像はNaxosの2枚組CDのジャケット

今月のピックアップ | Choice of the Month
デリーで一夜 | A Night in Delhi
バシル・サハワルズ(Bashir Sakhawarz)
だいこくかずえ:訳

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旧サイトよりアフガニスタン出身の英語作家バシル・サハワルズの短編小説を紹介します。アフガニスタン人の視点で見たインドを面白おかしく綴っています。ここから中東にかけての英語作家は数が少ないので貴重です。
Photo by Manjunath Beleri(CC BY 2.0)

□ 最近思ったこと、考えたこと(happano journal)
07.02/21 heとかsheは問題あり? じゃあ何ていうの?
07.16/21 こぼれ落ちた声を聴く:情報の海の外へ

遍路。まったく知らなかった世界、興味もなかったトピックですが、上原善広さんの『四国辺土記』の連載を読みはじめて、すごい世界が今もあるんだなと驚いています。行き場のない人が最後に行き着くところであり、今風に言えばある種のセーフティーネットのような。(こぼれ落ちた声を聴く)

Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org


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2000年4月からウェブ上で、翻訳作品を中心にさまざまなコンテンツを公開してきました。内容としては移民文学、野生動物観察、音楽家インタビュー、外国語で書かれたハイクなどです。コンテンツの中から紙の本や電子書籍も作っています。