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最近思ったこと、考えたこと

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ブログサイトで書いてきたジャーナルを、2020年6月からnoteで発表することにしました。テーマはその時々関心をもったこと、もう何年も続けています。葉っぱの坑夫の出版活動と直接的…
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2022年10月の記事一覧

その文章、誰のものですか? (コピペとオリジナルの境界線)

その文章、誰のものですか? (コピペとオリジナルの境界線)

文章におけるauthorは誰か、あるいはauthorとは何か、について考えてみることにしました。
*タイトル写真は太宰治(1948年撮影/public domain)

著者、執筆者、作家、書き手=author。何か文章を書けば、そしてそれをどこかに発表すれば、書いた人はauthorになります。ツイッターやフェイスブックに何か書いた場合も、どこかのメディアに記事を寄稿したときも*、あるいは小説を書

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韓国文学とイカゲーム

韓国文学とイカゲーム

斎藤真理子さんの『韓国文学の中心にあるもの』という本を読みました。斎藤さんは韓国文学の翻訳者。『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ著)や『フィフティ・ピープル』(チョ・セラン著)などの翻訳で知られています。わたし自身は韓国の小説をそれほど読んでいるわけではないのですが、この2冊は読んでいます。

『韓国文学の…』を読んでみようと思ったのは、サンプル本の目次を見ていたら、光州事件や朝鮮戦争

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