#19 「従業員」って呼ばないで…
私たちが普段使っている日本語は〔言霊(ことだま)〕と言われるくらい、神聖なものです。
「思考が現実化する」という有名な書籍もありますが、心の中で、言葉を発しただけでも、それが現実になるのです。
何気なく、何の思いもなく、使っている言葉が、もしも、自分の生き方や経営に反しているのであれば、少しずつ変えていきたいと思い、使う言葉を気を付けているのですが、今日はその中の一つを紹介します。
社員さんパートアルバイトさんって従業員?
最近とっても気になるのが、社長さんが自社の社員やパートアルバイトさんのことを「従業員」って呼ぶ、呼び方です。
「従」は「従う … 逆らわず、かけ離れないように行う。」
「業」は「仕事」
なので、意味合いとして「従業員」は、逆らわず仕事を遂行する人…というように、私は感じてしまいます。
そして、ここには「主従関係」が生まれます。
タテの関係です。
自律型指示ゼロ経営では、「役割はあるけど役職は(ほとんど)ない」という形が基本です。
組織チームでの人と人との関係は、タテではなく【ヨコの関係】にすると、色んな事が上手くいきます。
言い続けると本当になる
「この会社さんは素晴らしいな~」と思う会社さんは、やはり従業員という言葉を使う方は少ないように感じます。
社長さんが、社員さんを部下…自分より下の人間…という意識がなく、「仲間」であるという意識が強い証拠でもあります。
「仲間だと思い、自律型のチームにしたいし、横の関係を大切にしている」
そういいながら、社員のことを「従業員」と言っていると、社長も社員さんも、知らず知らずのうちに、上下関係を作り出し、指示待ちになってしまう可能性をはらんでいます。
これはまさに「思考が現実化する」…言い続けると、本当にそのようになってしまうんです。
従業員という言葉が、潜在意識に刷り込まれ、そこから社員も抜け出せなくなってしまいます。
社員の方が、社長より知らないことの方が多いでしょう。
営業成績だって、新しいアイデアだって、社長がナンバーワンって会社も多いでしょう。
しかし、人としての関係性はみんな平等です。
上も下もありません。
そこを本当に、心の底から腹落ちさせ、社員やスタッフを尊敬し、信頼するからこそ、自律型のチーム、指示ゼロ経営ができると思います。
まずは、「従業員」をやめてみませんか?
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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