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カレーですよ4328(お茶の水 エチオピア)神田神保町、カレーのヘソ。

思い出して、と言うのが合い相応しい。
お茶の水、神田神保町界隈はいつの間にやら本当にカレー専門店が増えていた。昔はカレーの町神保町など言われてはおらず、専門店自体も言うほど多くなかった。いまやカレー専門店は数多(あまた)、選ぶのに苦労をする。そんな中のあの店だ。

カレーですよ。

どうも古い店を忘れがちだ。いや、忘れているわけではない。新しい店が多すぎる。そして胃袋は一つきりだ。

とはいえ古くからあるよい店は、古くから残っている「わけ」というものがある。そのわけというやつにやられてまたその古い店を忘れられずに戻る。その繰り返しだ。
しかし、最近はどうなのか。新しい店が増え、そんな店がメディアに並ぶ。老舗、どうなのか。元気にしているのか。

そうやって随分久しぶりになったここ、

「エチオピア」

の扉を開ける。

当然だが心配などは杞憂。席はいつもどおり満席だ。ボンディが神保町のカレーの心臓であるならば、エチオピアはヘソである。心臓もヘソも、なくなっては困るのである。

気が向いて2階に上がってみたら席に少し余裕があった。ホッとしつつ券売機で選んだのは、

「ビーフ+野菜カリー」

柄にもなく大盛りなど頼んでみる。カレーブログを続けて15年。それなりに歳をとった。あまり無理もしないようになってきたけれど。

さて、カレー。いや、その前にじゃがいもがやってくる。そして、カレーが来るのを待つ。

エチオピアのカレーを説明するときに必ずキーワードになるのがクローブ。クローブが強いのだ。が、この日はそれほど気にならなかった。何故だろう。そういうブレは店ではなく自分の舌と心に起因することが多いと思っている。

それはさておき、やはりうまい。エチオピアのビーフカレー、とても好きだ。辛さは5倍。5〜7倍くらいがわたしにはちょうどいいようだ。

どちらかというと日本のカレーライスに寄った、しかし日本人が考えたインド風カレー。こういう落とし所が一番しっくり来る。とてもおいしい。

わたしの好みは、茹でじゃがいもはカレーに投入、のパターン。これをやるためにじゃがいもははじめに食べずに取っておく。
お代わりでもいいのだが、これがどうも長く続けたクセで、やっぱりやめられない。

いつも通りの幸せ、というのは尊いものだと思う。
いつも通りが長く続きますように。

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