見出し画像

【エッセイ(ミニ)】色づく毎日

こないだ
よく会う友人からまったく 物欲がない?
という職場の同僚の話を聞きました。

その同僚の女性は20代。
明るくて仕事もできるし
ほかの同僚たちからの信頼も厚いそうですが
休憩時間に友人が
「お給料が安いから欲しいものが買えない~笑」
とか
「もっと休みを取りた〜い笑」
と彼女にグチをこぼしたら

「お金とか何かを欲しがるとかいう『欲』があると
いいことないですよ。」
と言われたそう。

友人が彼女に
「欲しいものとかない?」
「給料も高い方がいいと思わない?」
と聞くと

「ん〜私は欲しいものとか、ないですね。」
「仕事は給料だけじゃないですし。」
との返事。


「でも、仕事帰りに美味しいものとか食べたくならない?」

「あっ、私って特別に食べたいものないんです。」

「昇進したいとか思わない?」

「ん〜よく思われたくて仕事してるわけじゃないし。」

「・・・そうなんだ〜。」

「あ、でも、毎日楽しいですよ。」

私の友達はまるで仙人と話している気分になった…
と話していました。


欲を出さない
期待しない
という生き方はかっこいいですね。

物欲がなくてもエンジョイしながら生きている方もたくさんいるはず。
同僚の女性のように欲張らず期待せずにいることで前に進めるのなら
きっとそれもあり、ですよね。


でも私は

欲しいものがすぐに手に入らず
抱いた期待を裏切られるとしても
やっぱり毎日何かを欲しいと思い、何かに期待してしまいます笑。


いつも誰かのことを期待している人は
同じようにいつも誰かに期待されているのではないか

と思ってしまうのですね。

そして繰り返す毎日が少し、色づくような気もしています。



#スキしてみて

この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,489件

サポートいただけましたら詩(エッセイ)作品集の出版費用の一部として使用させていただきます★ どうぞよろしくお願いします。