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講話ネタ:ゴルフへ経営理論を使ってみたら〜ゴルフによる自己啓発〜

「もしドラ」の様に経営理論、経営ノウハウはスポーツに活かせると良く言われます。中でもゴルフとビジネス/経営は共通するところがあるとよく言われます。

経営のリクツにも沢山ありますが、今回はMBAの思考系基礎科目クリティカルシンキングに出てくる考え方の手法をゴルフ技術の上達に適用できないか検討してみたいと思います。

ビジネススキルをゴルフに活かしたい方だけで無く、ゴルフを題材にビジネスの自己啓発をしたい方、ゴルフを題材にしたビジネス講和ネタを探している方にも目を通していただけると嬉しいです。

ロジックツリーを使った問題の原因の洗い出し

経営では問題の解決にあたる際に、対策をいきなり行うのではなくまずは原因究明を行います。クリティカルシンキングではロジックツリーを使った原因の洗い出しを手法の一つとしています。

喫茶店の経営課題解決のロジックツリーでの問題点洗い出しの例の一部を下に示します。
ロジックツリーを作るコツは、漏れなくダブりなく行える様に考えながら洗い出しを行うとされています。更に店舗経営の問題解決の場合は、因果関係があること、左側に顧客が主語になるもの、右側に行くに従って店舗が主語になる様に整理するのが良いとされています。

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これと同じ様にゴルフの技術課題解決するためのロジックツリーでの問題の洗い出しをやってみました。その一部を下に示します。

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ゴルフ技術課題についても経営を考える手法でうまく課題が整理できる様に見えます。

原因の特定と優先度

洗い出された原因の対策をしらみつぶしに行うことは経営では推奨されていませんが原因が複数あることが殆どです。そこで、必ず現場を調査して原因の中で何の影響が大きく、何が頻繁に起きているのかを把握し対策を打つべき原因の優先度を決めます。

原因の特定の調査は、現場をよく知る人と経営知識と経験がある人が必要になるとされています。経営の場合は現場責任者、必要あれば経営コンサルなどと話し合います。そうすれば、例えば店が知られていないのが売り上げが伸びない原因なのに、一生懸命に店のインテリアにお金をかけるといった効果の薄い対策に時間と費用をかけてしまうといったことが少なくなります。

ゴルフ技術の場合も原因を特定しないで対策を行ってしまうと効果が出ないのは、良く考えれば当たり前とわかると思います。
ただ、インターネット等で様々な技術向上ドリルを見ると自分に必要ないものまで試してみたくなります。

経営の場合と同様に自分で考えるか必要あればレッスンプロなどと話し合い修正すべき原因の優先度を決めれば良いと思われます。そうすれば、
例えばフックを修正するスイング修正が重要なのに、一生懸命飛距離を伸ばすドリルに時間をかけてしまうという様なことが少なくなります。

上記は、わざわざロジックツリーを作らなくてもわかる簡単な例を示しましたが、経営のリクツの適用がゴルフ技術向上にも有益そうなことはわかっていただけるかと思います。

対策の優先順位を決める型

経営では対策の優先順位を決めるにも型があるとされています。

喫茶店経営の例では
 店舗オープン当初は、売上や利益目標にとらわれず過ぎず、接客従業員の教育、おいしいコーヒーの入れ方の徹底、内装等店舗の雰囲気を構築する等のロジックツリーでの右よりにでてくるものをある程度のレベルに達成させることが重要とされます。
 ある程度軌道に乗り始めてから、結果を重視し結果を達成できない原因究明を行い対策を打つ。つまり、ロジックツリーの左側から考えていくことが重要とされます。
 経営の目標が達成してきたら再びロジックツリーの右側を見て結果に影響が出ていなくても予防的、発展的な結果を求めて改善を継続することが重要とされています。
 この考え方が経営における対策の優先順位を決める型とされています。更に、経営では対策は必ずしも弱点の補強だけでなく、強みの強化も合わせて優先順位を決める事になります。

ゴルフ技術向上の場合もこの型をそのまま当てはめらられそうです。
 始めたばかりの初心者はスコアやボールの飛距離等にあまりとらわれないで、ロジックツリーの右側の基本をとにかくできる様に練習する。
 ある程度まで来たら目標スコアや目的の球筋が出るように対策を考えていく。
 思い通りのスコアや球筋になったら、今度は結果に関係なく理想のスイングからずれているロジックツリーの右側の改善を継続する。
 改善ドリルの優先順位は必ずしも弱点の是正ではなく得意ショットの強化も考慮すべきである。
ゴルフ理論はインターネット動画に溢れているので、自分がそのどれを見るべきかがわかってきます。

この点を比較してもゴルフ技術と経営は上達の方法も似たところがありそうです。具体的にゴルフ技術向上を始めた時から当てはめると、ゴルフを習い始める時はインドアスクールに行ってちゃんとスイングを固めて、ある程度できる様になったら、積極的にラウンドてスコアーを気にしたり、ドライビングレンジで球筋を気にして練習を行い、スコアー上昇が止まったら再度インドアスクールでスイングを見直すというのが、経営のリクツからみた効率的な技術向上手法になります。

最後に

ゴルフ初心者/ビジネス経験はある立場で経営のリクツの手法がゴルフ技術向上に当てはめられるかを考えてみました。なんとなく当てはまりそうだと思いませんか?

逆にゴルフ技術向上に悩んだ経験がある方でこれから経営やビジネスを勉強しようとしている方は、ゴルフ技術上達の経験を経営に活かそうと考えることも自己啓発になるかもしれません。難しいMBAの教科書を読むより入りやすいのは確かだと思います。

一方、殆どの方はゴルフは趣味であり、そこが決定的にビジネスと異なるかと思います。楽しむためのゴルフのリクツ記事もまとめているのでよろしければ見てください。

Kindle本でもビジネスとゴルフ結びつけた本が出ています。









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