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ゴルフラウンド中での英会話〜ナイスショット!は通じない?〜

国際化が進み英語の勉強を強いられる機会が増えてきたのではないでしょうか?

私も日本のメーカーに勤めるサラリーマンで、英語もゴルフも初心者レベルなのですが、仕事関係で英語を使ってゴルフのラウンドをする機会がこれまで5回ありました。

ゴルフ用語は殆ど英語ですが、和製英語が多くネイティブスピーカーには通じないと良く聞きます。

米国人達と2回、英国人達と3回の計5回のラウンドでの経験を紹介していきます。

基本コミュケーション:掛け声

掛け声は、挨拶の様に気持ちが伝われば良いので正確な英語でなくても雰囲気で気持ちは通じると思います。

英国人、米国人共に
 Perfect!
   Excelent!
   Great!
   Good!
   OK
 といったゴルフ以外でも良く聞く簡単な褒め言葉を掛け声として使っていました。

日本人が思わず出てしまう 「ナイスショット」 の掛け声は通じない和製英語として有名です。確かに使っている欧米人はあまり見かけませんが、私がいつもの調子で思わず発した時には、普通に「サンキュー」と返されました。従って通じているし掛け声としてはありだと思います。

ただ、ナイスは、「いいなー、うらやましい、私も欲しい」と言うニュアンスがある褒め言葉なので、日本人が使っているナイスのニュアンスと少し違うようです。

通じないのではなく、誰かがショットするたびに全員で一斉にナイスショットを連発することに違和感を持つネイティブがいてアドバイスしてくれることがあるということだと思います。「ナイスショット!」自体は掛け声としてはおかしくないということです。

日本のハウスキャディーさんがラウンド中に使う和製英語

こちらから海外に行くときはゲストなので、コースの案内は同伴者にしてもらえますが、海外からのゲストを日本のゴルフ場に連れて行く場合はホストになりますので、コースやホールの説明が必要になります。この場面で通じるのに苦労した和製英語が多く出てきます。

外国人をゲストに連れて行くとき英語がある程度喋れるキャディーさんをつけてもらえるようリクエストしますが、コースを説明するプロのハウスキャディーさんでも和製英語を多発するので最初は通じない場合がありました。

但し、繰り返し和製英語を使う事により、相手が日本のゴルフ場で使う専門用語として和製英語を理解してくれます。
少しおかしな日本語を使う外国人と慣れれば日本語で話ができるようになるのと同じと思います。

キャディーさん:(手であなたですとジェスチャーしながら)「オーナー」
アメリカ人「what?」
キャディーさん「半澤さん通訳お願いします。」
半澤:(手であなたですとジェスチャーしながら)「オナー」
アメリカ人「サンキュー」

ゴルフをやっているシチュエーションでもオナーのことをオーナーと言うと初めは通じ無いことがわかりました。しかし、4H目あたりからオーナーを皆理解し始めます。

ボールがバンカーに入るのを見て

キャディーさん「バンカー!」
アメリカ人「No, I’m not a Banker(笑)」
キャディーさん「半澤さん、助けて下さい。」
半澤「銀行員では無いよと言ってるよ。おそらくジョークですね。」
キャディーさん「バンカー、バンカー」
アメリカ人達「爆笑」

「Sand trap」や「Sand Bunker」であれば始めから通じますが、BunkerでなくBankerでも2回目以降は専門用語として通じる様になります。

グリーンでキャディーさんがラインを教えます。

キャディーさん「フックライン」
アメリカ人「what? 」
キャディーさん「半澤さん」
半澤:(ジェスチャー入れて)「I think you understand hook」
アメリカ人「oh, righ to left, I understood.」

どうやら
 フックライン → right to left
 スライスライン → left to right
と言うのが普通の様ですが、次のホールから和製英語のスライスライン、フックラインが通じる様になりました。

アメリカ人「ハイブリッド 5プリーズ」
キャディーさん「半澤さん」
半澤「5番ユーティリティーのことです。」
キャディーさん(手渡しながら)「ユーティリティ5」
アメリカ人「サンキュー」

ユーティリティのことをハイブリッドと言う様ですが、どちらも最近できたゴルフ用語ですので直ぐに通じあえる様になりました。

ラウンドを終えた時には、

「今日のゴルフは素晴らしかったが、中でもキャディーさんから教わった日本でのゴルフ専門用語の英語が楽しかったよ。」

とアメリカ人達は上機嫌で、夜のパーティーでも和製ゴルフ英語の話題で盛り上がり、商談もうまく行きました。

特に日本に来るような英国人、米国人はネイティブ以外の特徴ある英語を方言として理解しようとしてくれるので、1ラウンドすれば方言としての和製英語に慣れてくれます。

違和感なく通じる日本でも使うゴルフ英語

すぐには通じなかった和製英語もありましたが、イギリスやアメリカのゴルフ場でも日本で使うゴルフ英語がそのまま通じるものが多いと言うのが私の印象です。

パースリー、パーフォー、パーファイブ
バーディ、パー、ボギー
フェアウェイ、ラフ
ドライバー、ウッド、アイアン、パター
○○ヤード

等はネイティブも皆普通に使っています。

最後に

ゴルフは和製英語も確かに多いのですが、競技ゴルフではない懇親ゴルフ、接待ゴルフで有ればあまり身構えずにゴルフを楽しんだ方が良いと思います。

アメリカ人がイギリスに行くと相手がアメリカ英語に慣れていないと通じない場合があります。アメリカ人はそれを気にして直すことは殆どしません。日本でゴルフをやる場合は堂々と和製英語を欧米人に教えれば良いかと思います。

英語が苦手で外国人とのゴルフラウンドの予定を心配されている方は、ゴルフ英語を覚えるより、下の様なオンライン英会話をやって英語に慣れておく方が良いと思います。殆どのスクールでは無料体験がありますので、無料体験をやってみるだけで効果がありますのでいかがでしょうか?

ゴルフに関する英日本を読み比べてみるのも楽しいかもしれません。

ゴルフ関係英語記事を他にも書いていますので宜しければご覧ください。

英語には関係ありませんが下記の本もいかがですか?

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