自己肯定感を高めて上手に生きる
自己肯定感とは、そのままの自分を認める感覚のことです。「自分は大切な、価値あるかけがえのない存在だ」と思える心の状態のことです。この感覚を持てるようになると、自分(自分の健康面・自己実現など)を尊重するように、他人のことも尊重できるようになり、人間関係・仕事・恋愛においても幸福度を高めることができるようになります。
自己肯定感が高まると、感情が安定し何事にも意欲的に取り組むことができます。自己肯定感の高い人は何か困難に直面した時でも、ぶれない自分軸があるので動揺して落ち込んでも、迅速に自分を立て直して、問題に対処または変化に適応することができます。ワンピースのルフィは良い例だと思います。
自己肯定感を高めると、自己嫌悪や劣等感が減り、さらに経験を積むことで自信を持てるようになります。つまり上手に生きていくことができるようになります。一方、自己否定感が高いとマイナスのかけ算になってしまうので、たとえ他者から承認されても成功体験として積み上げられない場合があります。
【自信の公式】
自己肯定感(+)× 経験 = 自信になる
自己否定感(-)× 経験 = 自信にならない
自己肯定感チェック
以下の12個の質問のうち、☑が10個以上ある場合、あなたの自己肯定感は今かなり低い状態です。5個以下の場合は、比較的高い状態です。自分は今どのくらいか診断してみましょう。
☐ 朝、鏡を見て自分の嫌なところを探してしまう
☐ SNSを開くたび、人からの「いいね」を待っている自分がいる
☐ 職場や学校、家庭でちょっと注意されると、深く落ち込んでしまい、立ち直るまでに時間がかかる
☐ 自分のペースを乱されると、些細なことでもイラッとしてしまうことがある
☐ ふとしたときに「無理」「忙しい」「疲れた」「どうしよう」「嫌だ」☐ 「つらい」といったネガティブな言葉がこぼれている
☐ 「ねば」「べき」と考えてしまい、行動を起こせない
☐ 上司から言われた何気ないひと言が気になって、こだわってしまう
やるぞと決めても、周りの人の目が気になり、躊躇してしまうことがある
☐ 出かける前、一日を過ごす服選びに悩んでしまう
☐ 一度決めたことなのに、本当にこれでいいのかなと悩むことがある
☐ 新しいことに挑戦したいなと思っても、「どうせ」「自分じゃな」と、勝手に限界を決めてしまう
☐ 電車から降りるときやエレベーターに乗るとき、ノロノロしている人にイライラしてしまう
自己肯定感を高める方法
自己肯定感を高めるには以下の4つの方法がおすすめです。
①4行日記
・1行はその日のネガティブなことと、それに対するフィードバックを書く
・3行はその日嬉しかったことや楽しかったこと等を書く
・心の中で葛藤があったとしても、最後はポジティブに締めくくる
②WISHリスト
・自分の願いを書き出していく
・20分で100個を目安に、時間を決めてできるだけ多く書く
・願いを実現したいという心理作用でモチベーションを上げる
③賢者のノート
・腹が立ったこと、悲しかったこと、その時の感情を記録する
・時間をおいて賢者や仙人になったつもりで客観的に見返す
・「こんなことで動揺していたのか」と自分を見つめなおす
④長所ブレスト
・自分の長所を50個リストアップ
・声に出して読みあげる
・自分にOKを出し、さらなる向上・改善に向けて始動できる
自分を受け入れる
まず、ありのままの自分を受け入れて自己否定感をリセットしましょう。自分のコンプレックス・欠点・短所・過去の失敗・トラウマ等、全てひっくるめて勇気を出して自分にOKを出す(認める)のが第一歩です。
そして、そうなった状況や経緯・そういう感情が湧きおこった理由を分析しましょう。この分析ができると、感情に飲み込まれ、振り回されることもなくなります。次第に自分を承認できるようになり、好意的に受け止められるようになり、自己肯定感も高まります。
最後に、背後の自分の努力や成果を認め、どんな出来事も感情も、自分にとって意味があったととらえましょう。特に他者から褒められたり、肯定的な評価を与えられたものは、素直に自分の成功体験として積み上げていくことができます。たとえ外的状況や結果に恵まれなくても、そこから学べることから、次にどう活かすかが重要です。
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