6月7日

 応募を決めたものの、積極的になれない面接を辞退するかどうか、ぎりぎりまで迷う。やれることだけ全部やろうと思い立ち、深夜になってから応募書類を用意。応募の確認が取れていないもう1件に関しても準備し、翌日電話への責務から逃げないようにメモを記す。リストアップしていると、それをひとつひとつクリアしていく達成感を持てる。自分を鼓舞する必要があった。
 ずっと表示される保育関係の求職サイトの広告。待遇の良い求人の、見えない部分が気になりつつ、一先ず問い合わせたくてフォームへ移動するが、結局登録させられただけで質問事項をメールなどで質問することは出来なかった。
 去年逃した魚が、やはり自分の求める仕事だったという気持ちが消えず、他に行き場がないように思えて仕方がない。恥を忍んで、欠員が出た時に改めて選考に加えてもらえないか、現在は募集がないにも関わらず、履歴書と職務経歴書を送ろうと思い立つ。出すとすれば、問い合わせ出来なかった保育求人に関する謎が解明してからにしようと、印刷はせずにおいた。
 どの書類よりも熱意のある文章を書けている。それなりに時間もかかった。やはりこの仕事をしたいのだ。しかし一方で、狂っているとも思う。破局した相手への未練が絶ち切れない、イタイ奴みたい。それでも何もせずにいることの方が、しんどいのであった。
 体力も気力も限界が来て、入浴前にせめて30分寝ようとしたら、その倍の時間を食ってしまった。ふらふらだった。

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