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カナタナタ
2020年3月12日 16:51
肌に纏わりつく春に安売りのあっぷるてぃーがよく似合う赤いワンポイントを誇らしげに胸に掲げた少年が電車を駆けるそれを信じていればいい暗く陰った車窓にあらゆる瞬間が映り込んでいる口に含んだ薄い味みたくもう忘れてしまうよ雨が降ったら湿った肌ににおいが残るだろうか残るだろうか
2019年4月1日 14:01
私がはじめて編んだ詩集のタイトルは「道路の少年」という。その序文には「道路の少年」というタイトルが意味するところが書かれている。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 道路には少年がいる。それはいつの時代も変わらない。道路にいる少年は、道路に見えないものを見る。それは地獄のマグマだろうか、アマゾンの鰐だろうか。屹度、そこには何かが蠢いている。そしてそれは本当