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オイヌサマ

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ぼくの神さま物語
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記事一覧

為リタイ者

「A型っぽくないよね〜」 皆は、曰う。 職場などで盛り上がるネタが必要な場面において人気…

ハンス
11時間前
1

印象ノ薄イ者

「マムシが、死んでいる。。。」 ぼくは、思う。 ずんぐりした胴体に銭形模様、目を囲むよう…

ハンス
3日前
1

変ワラナイ者

「あいつを変えようだなんて所詮ムリなんだ」 ぼくのパパはただのブタさんに見えるけれど、何…

ハンス
2週間前
4

何モ考エナイ者

「走らないと、ダメになる。。。」 ぼくは、呟く。 「走る」っつたって、マラソンのように、…

ハンス
3週間前
2

オシマイノ者 〜ツァラトゥストラはこう言った

ALSO SPRACH ZARATHUSTRA Friedrich Nietzsche 「ふさわしいときに死ね!」 と、ニーチェく…

ハンス
2か月前
2

踊ル者 〜ツァラトゥストラはこう言った

ALSO SPRACH ZARATHUSTRA Friedrich Nietzsche 「嘔吐!嘔吐!嘔吐!」 「否!否!三たび否…

ハンス
2か月前
3

禿ゲ散ラカス者

「…で、その半ズボンの奴ときたら、脚がツルツルなんだッ!」 隣人は少し興奮気味にいう。 どうも先日久しぶりに電車に乗ったら、半ズボンの若い男がいた、と。 で、その脚がね、毛が全くなく、ツルツルとしていた、と。 最近、ニンゲンのオスは「変に」美意識が高く、脚の毛を処理するとな。 へーーーーーーーー。 ぼくは思う。 まあ、ぼくにとってはどうでもいいことなんだ。 というのも、そんな美意識がぼくにとって何の意味があるんだい? 風呂に浸かりながら、ぼくは己の脛を見る。 ヒョロリ

視ル者

「いつもおんなじがいい。」 ぼくは思う。 ぼくみたいな者はそうなのだ。 ぼくはポウくんと…

ハンス
2か月前

回ル者 〜ツァラトゥストラはこう言った

ALSO SPRACH ZARATHUSTRA Friedrich Nietzsche ぼくの頭ん中にとつじょ「永劫回帰」という呪…

ハンス
2か月前

落選スル者

「きっとぼくの神さまがその職場は良くないと言っているのだろうて」 二通の「不合格通知」を…

ハンス
2か月前

小サキ者

「山がでっかいなァ。」 ぼくらは毎日散歩する、雨の日も、風の日も。 ぼくと、ポウくん、い…

ハンス
3か月前
1

胡乱ナ者

「写真なんかいったいなんの役に立つってんだッ!!!」 ぼくは毒づく。 ぼくは奇妙な幻想小…

ハンス
3か月前
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ぼくは雪が嫌い。

ここんとこ、マイニチ、ずいぶんまめに書いてるじゃねーか。 今日も、くだらない駄文をね、垂…

ハンス
3か月前
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ポウや。

ポウくんが見えなくなってどれくらい経ったろう。。。 ニンゲンの記憶は、不思議だ。 ほとんど、覚えていないのだ。 今まで生きてきた膨大の時間のほんの何秒かの「部分」しか覚えていないのだ。 しかも、編集されている。 そこに真実はないんだろう、全て記憶という「妄想」だ。 あんなに毎日彼に寄り添って、彼を見ていた。 けれど、どうだ? 何を覚えているのか? 覚えていると勘違いしているのは写真で見たものだ。 彼の表情、彼の仕草、全てインスタで見たものだ。 それがいい。 ぼくは思う。