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何度でも読み返したいnote1

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何度でも読み返したいnoteの備忘録です。 100作品たまったので、何度でも読み返したいnote2を作りました。
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#ライフスタイル

見知らぬあなたに、卒業おめでとうを、伝えたい。

きのう、同じハッシュタグをつけている 記事のひとつと、とても印象的に出逢った。 タイトルがわたしになじみのある学科の名前 だったので、なんとなくタップしてみた。 この3月21日に卒業された大学4年生の方。 無事に卒業証書(学位)を受け取って来たことが 綴られていた。 よくよく読んでいると、それはわたしの母校だった。 4年通ったあの大学だ。 いや、実を言うと4年よりも少ない。 半年ぐらい心の病で、休学していた。 ちょうど二年生の春か夏頃だったかも しれな

ふたりの春が、いつかどこかで歌っていますように。

春ってちょっと苦手だけれど。 わたしが苦手だからといって、春を 迎えたい人がたくさんいるのだから それを嫌いって言ってちゃいけないなって 思った親子にむかし出会ったことを 思いだした。 お父さんと娘さん。 幼稚園ぐらいの女の子。 わたしの隣のテーブルのお客さんだった。 私たちの方が少し先に来ていたので メニューが運ばれてくるまでちょっと 待っていた。 席を決める時に、そこにいないお母さんを 思いだしたのか、パパはここ、わたしはここ そこはママだね。 って言った

人生7周目らしい私と、30周目くらいの彼。

会うと不思議な気持ちになる人がいる。 彼とは昔共通の友人を通じて知り合った。 10才以上年上の彼は、映像やデザインの仕事をしていて、音楽でもプレイヤーとして活躍する、字面だけで書くととてもキラキラした世界の人だ。 でも実際は、キラキラしたオーラはいい意味であまりなく、見かけると気軽に話しかけてくれたり、ずっと昔から知っている関係の深い友人のようにふいっと芯をついた話をふってきたりする。 真剣な話をしても圧迫感のような重い雰囲気はなく、心地よく流れる音楽のようにゆらゆらと

井の頭公園でボートに乗りながら「今の自分」について考える。

とある週末の話。 地元に帰ってしまった大学時代の友人が出張がてら東京に来ているとのことで、かなり久しぶりに何人かで集まって食事をした。 食事をしたなんて綺麗に言っているが、学生時代によくアホのように飲んでいたメンツ、いわゆる飲み会である。 皆仕事終わりで集まったのが遅かった上、ここしばらく夜遅くまで人と思う存分飲むなんてことはできなかった世の中。 それがやっといつも通りに戻り始めてきて、数年ぶりに再会し積もる話に華を咲かせていたら、いつの間にか皆、終電を逃してしまっていた。