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何度でも読み返したいnote3

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何度でも読み返したいnoteの備忘録です。こちらの3も記事が100本集まったので、4を作りました。
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#日常

看護師だった母のこと

8月になり、母の何度目かの命日が訪れる。 大人になるまで、私は母が好きではなかった。 はっきり嫌いとまではいかなくても、自分の母と周りを比べて子供の頃からコンプレックスを感じていた。 母は看護師だった。 私が幼い頃から両親は共働きで、私と姉は当時でいう鍵っ子だったので学校から帰ってくると夜までひとりで留守番していた。 年が離れた姉は中学で部活をやっていたから、帰宅は母より遅かった。 留守番は苦ではなかったけれど、母が仕事の日に友達と遊びに行けないのが嫌だった。 ふだん

エンタメと日常の間のレモン水

めちゃくちゃ水分をよく摂る。 美容とか健康とか以前に水を飲むのが好きなのか、とにかくよく水やお茶を飲んでいる。1日、多いと3リットル以上飲んでいるかもしれない。 タバコは人生の句読点と何かで見たが、その句読点が私はおそらくややみずみずしい形で置かれているのだと思う。常に傍にはマグカップや水筒やペットボトルがあり、気がつくと飲んでいる。特に今年の夏は、句読点どころか文節ぐらいの区切りで飲んでいた。 ところで、年齢を重ねるにつれ自分の中でエンタメ水分と日常水分を分けて考えるよう

1等賞目指した一闘将の記録

子供向けの新聞に、大人がやっても、いや、大人の曇った目だからこそ難しい、まちがいさがしがあった。 全部で10個、なかなかの数。キングダムを読み進めなければならず、暇ではないのだが、食後の頭の運動がてら、子供とチャレンジ。 本当に難しく、5分程で子供は飽きて、ロブロックスでのレストラン経営に戻っていた。ロブロックスをインストールしてから、Switchを全然やっていない。このままいけば、ソフトいらずで、サンタさんのお財布に優しくなるのではと、ほくそ笑んでいる。 まちがいさが

百年の祈り

4月に、吉本ばななさんの「とかげ」という本を読んだ。 3月中は本を買いすぎてしまって、どれもよくて。 本棚の積載量を考えると、買ってばかりもいられない。 ということで手持ちの、内容をちょっと覚えていないような本を手に取った。 この本が、いつから本棚にあるかわからない。 ブックオフの値札がついていたから、二十歳くらいから、二十代の中頃に買ったんじゃないかなあ。と思う。 町田のブックオフが好きだった。 広いフロアで、4階くらいまであった。 いまはあるかわからないけれど、当時は