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【森林ワーキングホリデー】vol.2手ぶらで林業&薪割り体験

第2回目の森林・林業体験、【森林ワーキングホリデー】vol.2手ぶらで林業&薪割り体験が11月19日に開催されました。

このハンノウ大学【森林ワーキングホリデー】とは、イギリスでおこなわれている自然保護活動を飯能の地にあわせて企画したもので、簡単にいうと「飯能の森林保全を楽しくやろうよ!」ということなのです。

「自然保全活動」は、継続すること。
またやろうかな!と思えることが重要です。
「自分たちにできること」を楽しみながらやるこの授業は、内容が盛りだくさん!

授業開始は、ハンノウ大学学長の挨拶に続き、木の駅・ものづくり合同会社代表から残材搬出についてお話です。

伐採されたまま、放置された木がたくさん残された山で搬出作業を続けてきて、薪に加工する流れを説明してくれました。

新しいエネルギーの形である木質バイオマスエネルギーについて調べている中学生の姿もありました。

さあ、お話が終わったところで車に乗って、搬出地へ向かいます。紅葉がきれいな国道を進んでいくと、到着です。

搬出地では、木の駅・ものづくり合同会社のスタッフたちが作業の準備を進めていました。

大人チームは、残材運び。

チェーンソーで切り出した丸太をトラックまで運びます。日常生活では、使わない筋肉を使っていたようで、翌日には心地よい筋肉痛がありました。この作業は、きっと、昔の人も行っていたのでしょうね。

大人チームが力を合わせて丸太を運んでいる間、こどもチームは、イギリス式の杖造り。

こどもたちの杖づくりは、枝探しからはじまります。飯能ののっぽさんの話をよーく聞いて、自分の背より大きくてYの字になっている木を探していきます。

飯能ののっぽさんは、ついつい口や手を出したくなる瞬間も、こどものペースでお手伝いをする達人です!
一人、一人その子のペースにあわせて木のカットを行いました。

これからの時期、足場が滑りやすく危険なため【森林ワーキングホリデー】の参加対象年齢は中学生以上となります。
1月には、【森のキャンパス】西川の森ワーキングホリデー vol.1 親子で体験!はじめての森のきこりでお子さん向けの林業体験が始まります。小学生以下のお子さんは、こちらにご参加ください。

こどもたちには、時間が足りない❕大人たちには、まだ作業できるけど…というところでティータイムです。

スタッフが、温かい紅茶を用意してきたので、本場イギリスの紅茶とチョコでほっとひと息。

休憩時間中も森林・林業の話になり…

良い木を育てるには、長い年月がかかります。

そこで、「このあたりの木は、いつ植えられたものなんだろう?」という質問が出ました。
この山の木は戦後、約50~60年ほど前に植えられたものだそうです。当時は、1ヘクタールに5000~6000本を植えていたんだとか。それだけ長い期間をかけてたくさんの人の手が入りながら良い木を育ててきたとのこと。
こんなに立派にまっすぐ育った木がどのように活用されていくか、気になりますよね。

残りの作業は、本当にあっという間!
20分~30分作業をして搬出作業は終了となりました。

木の駅・ものづくり合同会社に戻り、徒歩でふくふくガーデンへ。
国道沿いのこのお店は、ステキな外観が目印の古民家カフェです。

店内には、カウンター席や、テーブル席の他にお座敷もあり、森林ワーホリチームはお座敷でランチタイムです。
ふすまや、洗面所もかわいくリノベーションされていて、センスがあふれる店内にうっとり。

ランチタイムは話が弾みますね。林業体験に参加しようと思ったきっかけや、将来やりたいことなど「森林」を真ん中に様々な角度から話題が尽きません。
この後は、薪割りも待っているので、おいしいケーキをいただいたところで、再び木の駅に戻りました。

大人もこどももお待ちかねの薪割り体験の時間です。
大人は、まさかりで薪割りを。

こどもたちは、クサビとトンカチで薪割りをします。

とん!とん!とトンカチでクサビを打ち込み、自分で割った薪を運んでいきます。率先して運ぶ姿は、かっこよかったですね。

このように薪になった林地残材は、近くのキャンプ場や、自由の森学園のボイラーに使用されます。

薪割り後、再び杖づくりに一生懸命なこどもたち。無言でやすりかけをしていました。

秋の紅葉の中、林地での活動、薪割り体験を楽しみました。




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