ウィキペディアを使った学校図書館向けの体験学習〜海獺メソッド(仮)〜に挑戦
皆さん、こんばんは。飯能高校 探究部 顧問のMr.Mです。
以前、飯能高校 すみっコ図書館司書の湯川さんから、元ウィキペディア日本語版管理者の海獺さんが考案された海獺メソッド(仮)という学校図書館向けの体験学習を教えていただきました。
興味はあったのですが、なかなかトライすることができず数ヶ月。この度やっと探究部の活動として取り組むことに。
そうとなったら、いざすみっコ図書館へ!
この海獺メソッド(仮)の手順は以下のとおりです。
以上となります。
海獺メソッドの実施で想定される効果とポイントについても海獺さんがまとめてくださっています。
<海獺メソッドの実施で想定される効果>
noteで情報を発信している探究部には非常に有効な効果がありそうです。
<海獺メソッドのポイント>
取り組むハードルはとても低いです。これなら思い立ったら図書館でできる活動!
まずは図書館に行って、探究部員とともにこの海獺メソッド(仮)の手順を確認します。
今回の課題は以下の内容。飯能に関する課題を用意していただきました。
関連しそうな書籍を探究部員が探します。
内容が確認できたら、いざ入力フォームに出典情報を記入して完了。
今回は時間がなくて全ての課題を終えることができませんでしたが、とても良い活動だなぁと思いました。
何よりも生徒が本に触れることができる。そして、本のページをパラパラとめくっていると、全く課題とは関係のない情報が目に留まることも。それがまた良いのです。
その本を開かなければ出会わなかった情報、言葉に触れる。そんな機会があることは幸せなことです。
探究部として継続的にこの海獺メソッド(仮)を続けさせていただきたいと思います。
このような機会を設けてくださった海獺さん、情報を共有してくださった湯川さん、ありがとうございます!
海獺メソッド(仮)に取り組んでみての感想
今回、海獺メソッド(仮)を探究部で取り組んでみて感じたことを箇条書きしたいと思います。
・課題の数、カテゴリー数があれば、教室サイズの生徒数(30-40人規模)、さらには学年での探究活動等にも使えそう。
・学校図書館利用率は間違いなく上がる。学校図書館に書籍がない場合は、書籍の取り寄せ、市立図書館などの利用にまでつながる。
・生徒がレポートなどを書く際に出典に関する意識が芽生える。
・ウィキペディアのような誰もが知っているサービスに自分が関わったという自意識が芽生える → なんだか楽しい、嬉しい → 学習モチベーションアップ。
・ウィキペディアの情報の信頼性も高まる。
・生徒がこの活動に慣れてくれば、生徒自らが課題(出典の記述がない文章)を見つけ出すことが可能となる → 興味関心のある分野でより深い情報に到達できる。
・期間を決めて、課題をどれだけクリアできるか大会を開催する → やはり課題の数を準備する必要がある。
とりあえず、今の段階で思いつくのはこれぐらいでしょうか。
とにかくこの海獺メソッド(仮)はすごく可能性を感じます!
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