【読書】後悔との向き合い方〜THE POWER OF REGRET
本屋で一目惚れして、珍しくすぐ購入した。
実際、読んで良かった。理由は大きく以下2点。
・研究結果をもとに、後悔についてどう向き合えば良いかが書かれている。
・様々な人の後悔が紹介されており、誰もが後悔を抱いて生きているのだという安心感を感じられる。
本書で私が学んだこと、
印象に残ったこと
1.後悔との向き合い方
後悔を、感情として捉えると、絶望しか感じない。思考として捉えることで、次はどうすべきか考え、より良い未来に向かっていくことができる。
また、思考として向き合う時、「せめてもの幸いは…」と考えることにより後悔が和らいだり幸福感を得られたりする。
2.ネガティブなことのみ深く考える
ネガティブなことについては、きちんと振り返り分析して次に繋げるのが良い一方で、ポジティブなことについては、同じように振り返るとポジティブな経験が薄まるそう。(研究で実証済み)
これは非常に驚きました。振り返り分析することで客観的に見ると、大したことないじゃん、という感情が生じるからでしょうか。
毎日日記を書く私は、良いことも悪いことも同じ熱量で文章にしていましたが、今後は使い分けようと思いました。
ネガティブ経験→事実・原因・今後・感情
ポジティブ経験→事実・感情のみ
と使い分けたいと思います。
後悔は4つに分けられる
①基板②勇気③道徳④繋がりに関わるものに分けられるそう。
①基板に関わる後悔
ex)もっと勉強しておけば、貯金しておけば…
計画性の無さからくる後悔
→今すぐ出来ることをする
②勇気に関わる後悔
あの時勇気を出していれば別の結果だったかも…
→思い切って行動する、言いたいことを言う
③道徳に関わる後悔
ex)浮気や万引きなど倫理に反することをしてしまった…
→これから善良に生きる
④繋がりに関わる後悔
ex)家族や友人との縁を大切にしなかった、良い関係を気づかなかった
→「愛」を大切に次の機会は行動を見直す
後悔を感じたら、4つのどれに当てはまるかを考える
4つのどれにも当てはまらない後悔は無視する。
当てはまるものは、それぞれ、次の機会にどう対処すべきか、また、根底にある自分が大切にしたい思いに目を向けるべきだそう。
後悔できる自分をまず褒める
最後に、本書を読んで1番感じたのは、後悔自体がその後をより豊かに生きていく1歩目だということだ。
後悔することは、自分や他人を大切に思うからこそ出来ることだと思う。
後悔をしない人間は同じことを繰り返し、他人を傷つけずっと同じ場所に留まっているのだな、と思うと、不思議と傷つけられた経験も昇華できそうだと思った。
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