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70年代回帰レトロについて考えてみた

 この春若者の間でベルボトム・ジーンズが流行。画像メディアのYoutube人気の中、スタンドFMやRadiotalkなどのラジオ番組が人気。Netflixネトフリで70年代を描いた「全裸監督」「全裸監督2」が大人気。

 「流行は繰り返す」と言われるように、70年代のカルチャーが再び「レトロ現象」として注目されていますね。

1  レトロ(Retro)

 Weblio で調べたらRetrospectiveの略で「回顧(主義)」の意とあります。いつの世も自分たちが生きている時代よりも前の時代を懐かしむ、帰りたいと考えるようです。私がベルボトム・ジーンズで街を闊歩し、ラジオの深夜放送で放送される歌謡曲に夢中になっていた頃の「レトロ」素材は、自分の小学生時代のカルチャーすなわち

  ブリキのおもちゃ(金魚など)、リーバイス501、リモコン式のおもちゃロボット、ダッコちゃん人形、ジッポのライター、チェーン形状ブレスレットの腕時計 

 で、この頃初めて「レトロ」という言葉を耳にしたように思います。

2  レトロという名の流行

 人々が「あの頃、時代は良かった」と現実に自分が住んでいる「今」よりも前の時代を懐かしむ回帰マインドはいつの世にも人々の心の中に多かれ少なかれ存在するのだと思います。が、これが「流行」という大きな流れに変わるときが一定のスパンで現れ、ビジネスチャンスにつながる現象を引き起こすこともあるようです。

3  Youtubeの次にくるのか?音声アプリ

  私は昨年12月からウェブラジオのスタンド・エフエムという音声アプリを通じて様々な情報発信しています。ごく最近ではRadiotalkというアプリに興味を持ち昨日記念すべき一回目を発信したところです。他にも事前認可制度を取っているVoice、外資系のクラブハウス(一応これもやってます)もありますね。それぞれが一長一短で特徴を生かした音声メディアアプリだと思います。

  いずれのアプリにもいわゆる有名人・芸能人の類が既に鎮座されていて(と言うよりも有名人を使って利用者を惹きつけるのが主宰者の狙いなんでしょうが。。。)

 スタンド・エフエムにはキンコン西野さん。Radiotalkにはかの有名な野村萬斎さんが定期的に魅力的な独特の低音ボイス(音声メディア界では「イケボ」と言うそうです)でリスナーを魅了しているようです。

  Youtubeが

 録画のために身支度、化粧、場所の設定が必要。画像編集に時間がかかる。機材購入費が嵩む。 

 という手間・お金をかけて世に送り出すという煩雑なプロセスを経るのに対し音声メディアはその名の通り声だけ出せる環境が整えばいいので「いつでもどこでも」格好など気にせず発信できるのが気軽かつお手頃ということもあり、いずれYoutubeの次のポジションに、いやそれを凌ぐのではないかとも言われるくらいの勢いです。

 これは今という時代がかつて私が暮らしていた70年代のラジオ全盛期に向けて回顧していく予兆のような気配すら感じます。 

4  まとめ

  冒頭の70年代カルチャーが最近再び見直され、再流行している「レトロ現象」の底流には現代を生きる人々の心の奥底に今の時代に対する閉塞感、或いは「70年代に戻りたい」という願望すなわち今の暮らしからの逃避願望が存在しているとも考えられませんか?

  これまでの歴史の中で数々のレトロ現象が何度となく現れ、そして消えて行ったようですが、今回のレトロ現象が意味するものそれは単なる逃避とか刹那的なものなのか?次の大きなステップ・成長への「中休み」の意味なのか?注目して行きたいと思います。

  ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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